【感想・ネタバレ】板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Goghのレビュー

あらすじ

原田マハ3年ぶり長編アート小説がついに単行本に!


「ワぁ、ゴッホになるッ!」
1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。
しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。
そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。

墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。
感涙のアート小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「ワぁ、ゴッホになるッ!」。1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で上京した棟方志功。しかし、絵を教えてくれる師も、画材を買うお金も無い。その上、弱視で遠近感も表現できない…。そんな棟方志功がたどり着いた木版画。

 原田マハさんははじめて読んだ。とても良かった。棟方志功は昔、テレビで版画を彫る所をみたけど、その迫力も感じられた。棟方志功もなかなかだけど、チヤもかなり凄いな。もっと2人の物語を読みたい

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

版画家である棟方志功の生涯を妻チヤの視点で描いた物語。芸術に疎い自分は「棟方志功」と聞いただけではピンと来なかったが、表紙の力強さがありながらも優しさに包まれるような絵を見て、母が趣味の切り絵の題材に棟方作品をよく選んでいたことを思い出した。青森の貧乏青年がゴッホに魅せられて上京し、苦労しながら自分の目指す道を見つける過程にはたくさんの「もしも」があり、志功とチヤに自然と共感できた。志功の努力は並大抵のものではないが、志功の人柄と懸命に支えたチヤや周りの人のおかげで世界の「ムナカタ」になれたのだと思った。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読んだ。板画への想いとチヨの支えが真っ直ぐ伝わってきた。
章の書き出しも、棟方の笑顔も全部が良かった。

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2025年08月05日

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