あらすじ
非正規雇用の急増だけではなく、雇用そのものも厳しい時代になった。ひと昔前のキャリアアップのストーリーも様変わりしている。著者は、日立電子でエンジニアとして働いた後、DECの日本法人でセールスとマーケティングに挑戦し、最後は外資系IT企業の経営者として活躍する。また、グーグルの日本での基礎をつくった人物としても有名である。それらの経験を元に「どうすれば食っていけるのか」「どうすればいい仕事ができるのか」といった働く人たちの悩みに答えてくれる。「理想ばかり追うと仕事が上滑りする」「転職ではなく、転社でキャリアをつくれ」とアドバイスし、「もう東大に行っても仕方がない」とまでいう。最後に「食うために働け。そして、世界をイメージせよ」と若い人たちに檄を飛ばす。真剣に仕事について考えている若い世代や世代を越えて職業人の方々に、「働き方のヒント」を与えてくれるだろう。
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Posted by ブクログ
「食うために働く」
いまどき?って正直思う。
でも、”何のために働くのか?”を追い求めている人には、まずはここを出発点として考えると良いと言う。そこから、日々の作業・仕事が世の中にどう役立っているか、を考える。そうすると自分の職に意義が見えてくる。なるほど。
「アフリカで飢えている人がいるなかで、日本人は毎日大量の残飯を出す。では、日本人が食料の消費をやめると、その影響が回りまわって、アフリカの人々は一日一ドルの収入さえ失う」
こちらも考えさせられる。
・英語は大事
・会社を踏み台にして、職務経歴書を作り上げる
・リスクをとって新しいこと、大きなことにチャレンジする
・ファイナンス・会社の仕組みは勉強しておいて損はない
・食うために働け、そして世界をイメージせよ