【感想・ネタバレ】VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

人工知能探偵・相以(あい)と助手の輔(たすく)は、世界初のフルダイブ型VRに挑戦! あらゆるものが浮遊する館で、相以は魔法使いに変身! 早速、犯人当てゲームの最速クリア法を提案する。「一人ずつ殺していけばいいと思います!」ゲームとは思えない生々しい死体の出現、迫りくる殺人鬼の魔の手。はたして二人は浮遊館の謎を解き、無事に脱出できるのか。急転直下の推理バトル、新感覚ミステリ。

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Posted by ブクログ

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早坂さんらしく、真相はぶっ飛んでいる。たしかに世界観と真相がマッチしていて、この世界観が選ばれた理由としては納得がいく。ただ、魔法世界のルールが若干恣意的な感じがしないでもない。それでも逆転の発想が面白かったので良き。

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今作はつまみぐいでなく、シリーズを通して読むことをおすすめします。込み入った特殊設定ミステリが好きな方は読むべきでしょうね。

【以下未読の方は読まない方がいいかな】


私はとあるヒントから、話の大オチについては頭のほんのほんの片隅にあったんですよ。しかし、ダミーが抜群によく出来ていて(フォースすごい!)、完全にその可能性が脳内から消え去っていたんです。もうここまでやってくれたらスタンディングオベーション。『四元館』『しおかぜ市』に続き、今年も優れた「超本格」を生み出した早坂先生に今後も注目です。何気に1番の衝撃は作者が文学部出身ということ。いやしかし偏見は良くないな。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

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 前作から約3年ぶりとなる、『探偵AIのリアル・ディープラーニング』シリーズ第4弾が到着した。今回のメインテーマは、AIというよりVRか。

 探偵のAI「相以(あい)」と助手の輔(たすく)のコンビが、世界初となるフルダイブ型VRに挑む。その性能は、現実世界のVR技術とは比較にならない。VR内の館では、ゲームの参加者を始め、あらゆる物が浮遊していた。

 相以と輔を含む参加者には、それぞれに魔法が割り当てられた。浮遊感の謎を解く推理バトルがスタートする。VR内とはいえ、初めて肉体を得た相以は嬉しそうだが、いきなり物騒な最速クリア法を提案し、おいおいおいおい…。

 VRゲーム内で殺人事件が発生する。これはあくまでVR内の演出なのか、それとも…。VR内での事件という設定は初めて読んだが、前例はあるのかどうか。当然ながら、犯人のAI「以相(いあ)」が裏で手を引いているわけだが。

 奇をてらった設定ながら、現場の痕跡から推理を組み立てるなど、このシリーズにしてはオーソドックスな本格らしさも感じさせる。やがて2人が至った、このVRゲームの真相とは。うーむ、このシリーズならそれくらいでは驚かないというか。

 なるほど、読み流していたあれやこれやは伏線だったわけである。それなりに呆れる壮大な真相ではあるし、十分面白かったのだが、相以VS以相の対決という面では盛り上がりに欠けた感もある。敵ながら、どうしたのさ以相よ?

 毎回抱く、このシリーズにAIという括りは必要か? という疑問だが、VRをメインのテーマにした今回は、相以も以相も生身の人間でも不都合はないような。早坂作品だから、このシリーズだから期待して手に取ったのだけども。

 早坂さん、続編はもう少し早めにお願いいたします。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

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今回はフルダイブVRゲームの体験。八人の魔法使いになり、風の魔法で浮いていると思しき屋敷の真相を暴け、と。人の結合部が星座のように光って見えるという、骨折りジャックも参加している。
そして真実は大掛かり、というか。。。
ゲームの真相は空中浮遊するのは屋敷が自由落下しているから。物語の真相は仮想現実ということで殺人のハードルを下げ、主人公に殺人を犯させるため、仮想の仮想現実、すなわち現実の宇宙空間にて浮遊している、と。
とんでも技術と設定だが楽しく読めた。
が、探偵と犯人のAIたちの決着も読みたいところ。

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2024年10月13日

Posted by ブクログ

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実体化の感覚も着々と学習して結果オーライか。魔法とか呪文て理屈で考えると何でもありじゃないから難しい。

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2024年06月29日

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