あらすじ
「社会の歯車になんかなりたくない!」…。そう思っている方もいるかもしれません。でも、“歯車になる”ことは本当にいけないことでしょうか。経営者でも、投資家でも、宗教家でも、芸術家でも、ビジネスパーソンでも、主婦でも、一人ひとりが社会を動かす歯車であることに変わりありません。成功本が売れているように誰かに勝ちたいという欲望と、持たない暮らしのように丁寧に生活したいという間に、いまの若者は生きています。誰にでも嫌な経験やトラブルはあるものです。でも、問題となった理由や犯人捜しをしてもなんの解決にもなりません。そんなときは「ふて寝、ふて風呂で乗り切ろう」「非難せずに心のクセを知ろう」「無理に楽しむより、諦めて面白がろう」。気持ちがフラットになり、肩の力も抜ける、そんな「考えすぎない生き方」の方法を教えます。
...続きを読む
突然ですが…自分の人生や身の回りに起きる出来事について、「自分は間違ってない?」「これでよいのだろうか?」と、つい考えたり、悩んだりしてしまうことってありませんか?
この本は、そんな人の肩をポンッと叩き、「そんな必要は全くなし!」と断言するような本です。著者は「草食男子」や「肉食女子」という言葉を生み出したコラムニスト・深澤真紀さん。編集者で、経営者でもある方。さぞかし世渡りがうまいのでは…と思うところですが、「人脈はないですし、つくりません」、そして「人間関係が苦手」なのだとか。
この本では、そんな著者だからこその「仕事に対する心構え」や、あらゆる出来事におけるセルフメンテナンス法が項目ごとに読みやすく、細やかに語られています。
読後はスッキリ、肩の荷が下りたような気分になれる本。頭と心が疲れてしまったときに、おすすめです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日経WOMANオンラインで連載している深澤さんの『平成働き女子のための処世術』をいつも楽しみにしています。
その文庫版ということで読ませていただきました。
深澤さんの芯の通っている優しい言葉は、読んでいてほっとしました。
常に100を目指してしまう私にとっては、50でもいい、諦めてもいい、そんな言葉は心に潤いを与えてくれたように思います。
Posted by ブクログ
所々でタイトルが手書きになっているのが、この
本への親しみやすさを演出している。
著書では「いやな経験は「気づき」にするより「ネ
タ」にしよう」と書いてある。本の内容とはずれるが
私の属している組織の長も、最近この言葉を覚えた
らしく、やたら多用する。もともと、知った事を
さも、自分だけが知っているように、部下に話す。
まるで、覚えたての猿のようにしばらくの期間
何回もリピートする。しかし、そのネタ自体が
世間的には数年前のネタである。従って、聞かさ
れる方は、迷惑である。
で。この本を読んで改めて、上記のような、
バカ上司に対する対処をもっとわかりやすく
しようと思った。これまでも、「ほぉ、そうな
んですか」「わぁ初めて知りました」とわかり
やすく小馬鹿にして伝えたつもりだが、あまり
相手に響いていない様子だった。そこで、もっと
ストレートにバカにしてやらなければ伝わらない
こともあるのだと本を読みながら、本とは関係の
ないことに思考を巡らせていた。でも、そういう
世間知らずのバカにくせにいい暮らししてんだよ
なぁ。