【感想・ネタバレ】時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚のレビュー

あらすじ

江戸川乱歩と横溝正史。現実に師弟関係にあった二人が挑む不可能事件。

首なし死体と生首が次元を揺蕩い、うつし世と夢は混線し……。
ミステリー界の巨人たちが、悩み、もがき、執筆し、謎について語り、あげく事件の泥沼に巻き込まれる。

あり得ない事件、受け容れ難き怪奇幻想。時空を越える乱歩と正史の推理は、現代の私達をも浸食する。
二人の蜜月を蘇生させるという大胆不敵な試みに、完璧に翻弄された。―ミステリー作家 斜線堂有紀

悪魔的な発想で紡ぎ上げられた小説の混沌に身を委ねる愉悦と、その混沌に理知の光が差す瞬間の恍惚を堪能した。
ーミステリー評論家 村上貴史

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸川乱歩と横溝正史という二大作家が、本物のミステリに挑戦していくお話。まさか乱歩が横溝を見出したというのは初めて知ったなあ。知らないことばっかりだった。とある心理学の教授の奥様が殺害される。全裸で、しかも首だけがない。世間は探偵小説のせいだ!規制しろ!と強く主張する流れに乗ってしまう。そんな苦境の中、乱歩、横溝、それぞれが自分なりの方法で解決法を見つけていく。まさか巻き込まれた和真くんが…?だったのにびっくりした。でも確かに身体が痛いとか言ってたもんな…本当に彼は時空を超越できたのか。不可思議な体験をした感じ。

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学生の和真は混乱の中にいた。いつものバッグを持って大学に向かっていたはずが、ふと開けたバッグの中には女の生首が。
首と一緒に入っていた横溝正史の原稿に解決の糸口がないかと和真は原稿を読み始める。
江戸川乱歩と横溝正史が巻き込まれた猟奇的殺人事件とは。

乱歩と正史の蘊蓄の数々がちょっとまどろっこしい
なかなか話が進んでいかない感じがして何度も睡魔に襲われてしまった。
残り1/3くらいでようやく加速、よかった読み切れて。
「陰獣」のような「八つ墓村」のような、いわくのある空き家、心理学の大学教授、もうまさに乱歩と横溝の世界なんだけどなあ。
唐突な登場の謎の美貌の人妻、貴和子が違和感ありありなので、そこは割と早くわかってしまうのだけど、和真にはやられたー。そうきたかー!

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2024年06月26日

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