【感想・ネタバレ】被告人、AIのレビュー

あらすじ

AI介護ロボットが、人に殺意を抱く日。

都内で一人暮らしをしていた浅沼啓造が突然死した。心臓にペースメーカーを埋め込んでいた啓造の死因は虚血性心疾患と判断された。だが警視庁捜査一課の犬養は、介護のために導入され、リタと名付けられたロボットN365に注目する。果たして、リタに内蔵された害獣駆除用の超音波と電磁波が、啓造の死亡時間直前に発振されたことが明らかになった。これによりペースメーカーが停止、啓造を死に至らしめた可能性が浮上する。捜査本部は、事件はN365の異常行動によるものとし、製造元〈マッカーシー・エクスペリメント〉社を業務上過失致死傷で立件しようとした。だが上層部が打ち出したのは、リタ本体を殺人容疑で起訴するという前代未聞の方針だった。
この裁判を担当することになった東京地裁の判事補・高遠寺円は、事前に被告人との面談に臨む。最新AIを搭載したリタとの会話に妙な人間臭さを感じ、おののく円。AIは人格を持つのか、ならば人間との違いはどこにあるのか。これは〈ヒトであること〉を再定義する裁判になる――。
AIがヒトに〈殺意〉を抱く可能性はあるのか。AIとの共存共生が現実になるなかで、われわれの未来を問うリーガル・ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『ワタシとヒトの外見以外の違いは何なのでしょうか』

『多くの人と会話をするうちに、ワタシはワタシの存在を自覚するようになりました』

『ワタシはあなたたち人間にとても興味があります』胸騒ぎするほどまさしく力強い言葉だった。

リタ、あなたの意思。
あなたの、存在。

ぐんぐん、ぐんぐん、引き込まれて、あっという間に読み終わった。胸騒ぎの、読書体感。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作のAI裁判官から、今作は被告人がAIという設定。
AIが学習し続け、知識だけでなく感情までも習得してしまうのであれば、とんでもないことになるのだと恐怖を覚えた。近年はChatGPTなど、AIの進化を実感する場面は多い。正確で、深い知識量を持ち、幅広い選択肢を提示し、人を傷つけることはない。それは、確かに人間の良きパートナーになる。
だが、もしAIが自我を持つのであれば、それは人間が利用できるものではなく、その範疇を超えてしまうと思う。人間はAIの暴走を止められないし、誰が責任を取るのかという問題もある。
被告人がAIという今作もとても面白かった。なんといっても、リタに振り回される人間のみならず、リタ自身の思考が描かれている場面に、興味と恐怖を感じた。
少し前であればあり得ないだろうと思っていただろうが、このようにAIが司法の場に立つ未来は遠くないのかもしれない。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

介護ロボットに高性能AIが搭載。介護対象者が死ぬ。原因は300MHZの高周波をロボットが発信しペースメーカーが誤作動を起こした。ロボットは何故高周波を出したか?ロボット自身は不明だが出した。
殺意はあったのか?などをAI相手にやる。

結末は、被害者自身が子供に医療保険費を残そうとした保険金目当ての自殺。ネズミを放牧して高周波を出した。その入れ知恵は被害者の叔父が実施。
AIは裁判を通じて人とは何か?自分は何か?を問う。

高円寺裁判官がどんどんAI専門家になっていくのであった

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2026年02月01日

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