【感想・ネタバレ】わからない世界と向き合うためにのレビュー

あらすじ

できればこの不安の根源となる「わからない世界」には、お引き取り願いたいものです。この先に何が起こるか、どんなリスクがあるのかきちんとわかれば、ずいぶんと私たちの選択は容易になることでしょう。科学がいつの日かこの世のすべてを解き明かしてくれる、そう信じたい気持ちもあります。でも、恐らくそんな日は来ないし、それをただ待ち続けるような心の在り様も何か少し違うのではないか、私はそう思うのです。(「はじめに」より)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

科学が発達した21世紀においても、解明できないこと、思いもよらないことが起こる。
生物学者の著者が、若い世代のに向けて
予期せぬことが起こる、消えない不安の中で自分を見失わないための大切なことを、
自身の経験や、生物学的視点から書かれた一冊。

最後の、著者が小学生の時の友達のこと、
「楽しい時間は一瞬で過ぎ去る」の一節で不意に泣いてしまった。
全体としては、次から次へと議題がふわっと出て来て、淡々と持論を述べていく印象なのですが、最後の章だけ何となく感傷的。

経済のところはトランプ政権のことも思い起こされ、必ずしも賛同しきれないところもありつつ。

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2025年09月23日

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