あらすじ
アマルーナの大通りを大観衆が埋め尽くし巨人兵の行進を見送る。《蛮人王》討伐にデュマシオンが一軍を率いて出陣したのだ。すべてはガイザスの侵攻から始まった。故にかの男との決着で終えるのだ。ついに――その時至る。イシュカーク・ナカーダ連合軍とガイザスの残存軍、激突す! 龍虎の刻、完結!
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Posted by ブクログ
前巻が戦いを描かないまま話が終わり、本作でやっと因縁の戦いの結末を描くということで盛り上げておきながら、実際の戦いはあっけなく終わる。戦いが貴族たちの個人のものであった時代から、国家の戦いになるという時代の移り変わりを反映した実際の歴史の様に、物語としての戦いが成り立ちづらくなったためだとは思うが、それにしても、お膳立ての割には話が盛り上がらなかった。そもそも、本人たちの時代で結末をつけるべき話を延命のためか、次世代に無理に繋げた感があるので物語の主役が発散した感があるのがつらい。次回のシリーズで結末ということだが、本当に終わるのかな。