【感想・ネタバレ】江戸咎人逃亡伝のレビュー

あらすじ

地獄から生き延びよ!

脱出不可能な孤島
足抜け厳禁の遊廓
追手だらけの深山

絶体絶命の窮地を
罪人は逃げきることができるのか!

歴史小説の第一人者が描く江戸の闇
唯一無二の逃亡短編集

勘定奉行の不正の証である帳簿と書付を時機が来るまで隠すように主・依田政恒から頼まれた杢之助。だが捕らえられてしまう。罪人となり送られた先は、生きては出られぬ地獄の島・佐渡金銀山だった――島脱け

江戸吉原から大見世の花魁・春日野が足抜けした。誰一人抜け出せない吉原からどのようにして春日野は逃げたのか。追捕を任された力蔵は行方と足抜けの方法を探るが、夢を売る町は一筋縄ではいかず――夢でありんす

領内で重罪を犯した召人を放逐し、手下に討ち取らせる放召人討ち。放召人となった罪人の鷹匠を、マタギが追うこととなったが、山深くには腹を空かした熊もいて……。それぞれの逃亡が始まる――放召人討ち

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Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸時代の絶体絶命な逃亡劇集。

「島脱け」
「夢でありんす」
「放召人討ち」
の3編収録。
「島抜け」はラストの爽快感も含めてよくできた時代劇のようです。
時代背景も田沼時代から寛政の改革で、佐渡奉行交代の史実をうまく取り入れていると思いました。
「夢でありんす」は捕物調で面白かったのですが、オチが残念。
時代背景は大河ドラマのちょっと後で、力蔵吉原捕物シリーズのようなものならよかったかも。
「放召人射ち」は追手と逃手の視点で最も逃亡劇として面白かった。
実在の久保田藩主の佐竹義格がとんでもない感じだが、元ネタがあるのだろうか?

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2025年01月25日

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