あらすじ
故郷を離れたウェルテルが出会い恋をしたのは、婚約者のいるロッテ。彼女と同じ時間を共有するなかで愛情とともに深まる絶望。自然への憧憬と社会への怒りのあいだで翻弄されもするウェルテルの繊細な心の行きつく先は……。世界文学史に燦然と輝く文豪ゲーテの出世作。身悶え不可避の不朽の名作。
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Posted by ブクログ
気持ちはわかる。私も大学生くらいのころはギンギラギンで自分の幸せを他人に委ねていたし、恋愛に依存していたので。関係の終わりはこの世の終わりだったし死のうとしたこともある。とにかく、自分、自分、自分!自分が苦しいから不安だから嬉しいから楽しいから満たされたいからなんとかしてください!という感じで。
そこを抜けられたら、どうなっていたんだろう?「若き」ウェルテル。
Posted by ブクログ
自然への憧憬と畏怖から社会や人間への失望への流れと感情の変化をこんなに荒々しく、その上で詩的に表現した文章があっていいのか
感情の濁流に飲み込まれて帰って来れないのではないかという新しい読書体験をした
これはただ失恋で死に魅せられてしまった話ではなく、そもそも自然に憧れた青年が自身の感受性を御しきれなかった話だと感じた。
情緒のある人に惹かれていくものの、その人もまた無粋な社会には適合してしまっている。自分の理解者を見つけられないまま、ロッテが社会の枠にはまらず自分とともに感性に従って生きてくれることを望んでしまった
友愛ではなかったのか。と言えるほど、アルベルトがいながらロッテを愛し自然を楽しめていたウェルテルが、荒々しい自然が目につきロッテを自分のものとしたくなってしまったのはこの社会への絶望感があるのだろう
Posted by ブクログ
事前に何かでウェルテルじぶんかって?のような感想をよんでしまっていたので固定観念があるまま読んだ。
手に入らない関係の魅力。
なんで死ななきゃならんのか。
なぜ墓参りしてほしいというのか。
よくわからん。
マルテの手記や車輪の下のような青春小説を思い浮かべた。文体は美しい。ウェルテルがロッテに読んで聞かせたオシアンの歌が結構長い。