【感想・ネタバレ】森の声、ゴリラの目 ~人類の本質を未来へつなぐ~(小学館新書)のレビュー

あらすじ

ホモ・サピエンスは進化を間違えたか?

霊長類学者でゴリラ研究の第一人者である著者が、長年のフィールドワークでゴリラと向き合う中から紡ぎ出した文明論、人類論が凝縮された1冊になります。
世界中で大きな被害を出している異常気象。地球が悲鳴を上げているとしか考えられないが、その原因は現代人が作り出した文明や科学にある。そんな危機感を、ホモ・サピエンスと最も近いゴリラの生き様、ゴリラの目を通して分析。人類と自然の付き合い方、人類と文明、人類と戦争など、さまざまな切り口から、文明を変える力への期待、希望について語る。

(底本 2024年2月発売作品)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 人類の進化を森/類人猿/脳の大きさなどを交えて論じる。

 ゴリラ成分がもっとあっても良いと思う。ゴリラが登場するのは、本書の半ばを過ぎた辺りから。

 ゴリラ関連の記述はさすがに著者は詳しい。後半、がぜん光輝く印象。

 ゴリラが雄だけで群れを作り、同性愛を通じで群れを維持するケースがある、など長年にわたって同じゴリラを観察し続けなければでてこないエピソード。

 そのゴリラ目線で今の人間社会を観たら…というところ、もっと前半から前に出した方が良かったと思う。

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2025年09月14日

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