【感想・ネタバレ】フランクフルトへの乗客のレビュー

あらすじ

パスポートとマントをかしてほしい。空港で出会った謎めいた女性の申し出は、外交官スタフォード・ナイを国際的大陰謀へと巻き込んだ。帰国した彼をつけ狙う何者かの不気味な影、世界各地で起こる暴動、そしてドイツ山中の巨大な城に潜む謎の老嬢。諷刺と奇想に富んだ女史得意のスパイ・スリラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

話を読んでいると、「フランクフルトへの乗客」ではなく、
「フランクフルトでの乗客」というのが妥当なように感じた。

霧で着陸できなかった飛行機が、フランクフルトで乗り継ぐ。
ドイツのルフトハンザのハブ空港はフランクフルトだ。

飛行機の話題があって、アガサクリスティが生きている頃に、
飛行機も利用されていたことが分かった。

話の筋としては、政治的な事項、経済的な事項、旅行、貴族、芸術など、
いろいろあるが、やや気になるのは政治的な事項だろう。

時代を感じさせる物語の一つだ。

解説の森薫さんが、漫画の解説にしているのは出色。

ps.
日本からのヨーロッパへのハブ空港は、アムステルダム、コペンハーゲンが有名だった。最近は、フィンエアーがアジアからヨーロッパへの玄関口としてヘルシンキをハブ空港にしようとしている。

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2011年08月14日

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