【感想・ネタバレ】死が最後にやってくるのレビュー

あらすじ

傲慢で美貌の愛妾ノフレトを連れて族長が帰ってきた。その日から一族のなかには反目や憎しみが。そしてノフレトが崖の小径から謎の転落死を遂げた。これで平和が戻ってくるかに思われたが――紀元前二千年のナイル河畔で起こった恐るべき惨劇! エジプトの古代都市を舞台に華麗な世界が展開する異色ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

死ななかった時点で犯人はわかったので、あとは、ほんとにカメニと結婚するの?ホリがいいよホリが!とレニセンブの結婚が気になってしょうがなかった。
ホリでよかったけど、カメニかわいそう。でもすぐ誰か見つかるかな。

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2022年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めのうちは、どこの文化の話かよくわからなかった。
現代のイギリスの話でないことは分った。

昔の話なので、生活の実感がわかなかった。
家族の間の関係は、資産がある家だとこういうふうなんだろうなと想像はついた。

登場人物でアガサクリスティに近いのは、
インホテプの娘レニセンブと
インホテプの母エサかな思った。

「生きている妾と、死んだ妾では大違い」
といった、人生訓のような言葉があちこちに出てくる。

エジプト文化の人生訓なのか、
アガサクリスティの見聞きした人生訓なのははわかららなかった。

話の筋としては、へネットという召使の位置付けがよくわからなかった。
殺人者の正体も意外だった。

へネットの位置付けと殺人者の正体の2点を除けば、とても奥深い物語だと感じました。

エジプトへ行って,エジプト文化に触れてから再読したい。

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2012年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めは、人物名が頭の中でまぜこぜになってしまい、誰が誰だかわからず、読み進めるのが難しかった。
軌道に乗ってしまえば、さすがアガサ・クリスティ!
イギリス人が書いたとは思えない内容だった。
ホリかっこいいですね。面白かったです。

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2017年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古代エジプトでも連続殺人は起こる。

父親が若い愛妾を家に連れてきた。彼女の態度に家の者たちが反感を募らせる中、彼女は亡くなった。そして続く不幸。夫を亡くして実家に帰ってきていたレニセンブの運命はいかに。

いや古代エジプトの意味あったかな、と言ってはいけないのだろうけど、クリスティーがエジプトにハマっていたことは伝わる。しかし別に古代エジプトでなくてはいけない理由は特になかった。だからこそ普遍的なミステリは時代も場所も選ばないんだなぁと思う。多分実写化するならセットを組めばロンドンでも東京でも大丈夫な古代エジプト。

気の強い義姉、気の弱い兄、自尊心の強い兄、おっとり静かな義姉、我儘で自惚れ屋の弟、老獪な祖母、落ち着いた管理人、湿っぽく押し付けがましい召使い、若くて歌の上手い書記、一家の主人、性格の悪い愛妾。これだけキャラクターが揃っているだけでお腹いっぱいである。一人、また一人と死んでいくのはなかなかスリルがあり、最後にレニセンブに迫る害意もハラハラする。そして明かされる犯人。

確かに自分で毒を入れたなら飲む量を調節できる。ずっと低い評価をされてきた抑圧からの悪に染まってしまった心。探偵役が犯人に示す温情とレニセンブへの誠実さ。最後のロマンスも含めてクリスティーだなぁと満足。

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2022年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紀元前二千年の古代エジプトで、墓守一家に起きる連続殺人事件を描いたミステリ。

舞台は古代エジプトですが、クリスティーは当時のエジプトの生活や文化などを綿密に調べて書いたそうで、難なく作品世界に入ってゆけます。
現代を舞台にした他の作品と同じように、謎解きプラス人間ドラマとして楽しめました。

近代的な科学捜査の無い設定で、登場人物たちの行動や心理描写のみでミステリを創りあげるクリスティーの手腕はさすがだな~と思いました。

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2011年08月30日

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