【感想・ネタバレ】大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死」のすすめのレビュー

あらすじ

3人に1人はがんで死ぬといわれているが、医者の手にかからずに死ねる人はごくわずか。中でもがんは治療をしなければ痛まないのに医者や家族に治療を勧められ、拷問のような苦しみを味わった挙句、やっと息を引きとれる人が大半だ。現役医師である著者の持論は、「死ぬのはがんに限る」。実際に最後まで点滴注射も酸素吸入もいっさいしない数百例の「自然死」を見届けてきた。なぜ子孫を残す役目を終えたら、「がん死」がお勧めなのか。自分の死に時を自分で決めることを提案した、画期的な書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても興味深い内容がぎっしり。読んで良かった。

・末期癌が進行していても気づかないのは痛みがないから。
・癌は治療と称して攻撃しなければ痛みはない。
・癌の治療薬は8割の人に効果がなくても承認されている。
・健康診断は数値で「異常」を作り出す場

これまで信じ込んでいた「常識」がことごとく覆された
病気になったら治療を受けるものと思っていたが、それがまず思い込み。
治療を受けるかどうかというところから選択肢が始まっていると認識するべき。
医療に対して受け身にならないために、選択肢の一つとして知っておくべき本だと思った。

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2021年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白かった。
内容が内容なので賛否両論あるとは思うが、基本的な考え方は自分とあっていたと思う。
延命治療はしたいとは思わないし、その場合にどうしたらよいか具体的に書いてあって参考になった。
また歳をとったあとに「無駄」な治療をしないほうが苦しまないという事例が何例かでていたので、それらがすべてではないにしろ気が楽になった。

親の治療のことで自分自身決断を迫られる可能性はあるので、何よりもしっかりと死について話をしておいて明確な方針を事前に決めておくべきだと思った。

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2016年01月11日

Posted by ブクログ

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死と言う自然の営みは、本来、穏やかで安らかだったはずです。それを、医療が濃厚に関与することで、より悲惨で、より非人間的なものに変貌させてしまったのです ガンで死ぬんじゃないよ、がんの治療で死ぬんだよ だから、軽い病気で病院に行って、大病をお土産にもらって帰る可能性は十分にあるのです 治療法は1つあれば10分のはず。それが、幾通りも存在すると言うのは、裏を返せば、決定打にかけると言う事でしょう ガンは完全放置すれば痛まない

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2018年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今の自分の年齢を考えると死を受け入れるのは難しい。
それでも事故や不治の病、縁があれば誰にでも等しく訪れる死を受け入れる心構えはとても参考になった。
両親も自分も動けなくなってから後悔するのは嫌なので、今を楽しむように日々を大切に生きていきたいと思う。
老いを受け入れることで楽になるとは本当だと思う
実際に祖父母が教えてくれたこともあり、治療を全て受け入れると苦しむ期間が長くなるということも納得できる。
祖母に対して食べる力があるにも関わらず胃瘻を勧めてきた医師もいたけど親族は断った。食べるのが趣味の人が食を奪われる事、動けなくなる事に大きなダメージを受けることを医師は全く考慮していない。本人が管を抜く可能性もあるのに、考えることは自分の利益のみ。
必要のない延命措置は苦しみを長引かせるだけだし、医療にも絶対はないので、勧められた治療法について自分にとって本当に必要なものなのか充分考えなければならないなと思った。
自分も時期が来たら対策しなければならないかな。
大切なのは長生きよりも、悔いのない充実した人生を歩むこと。

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2017年01月06日

Posted by ブクログ

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延命処置の不要さ、無駄を書いた本。
病気と老化を混同しないこと、歳を取ったらどこか悪いのが当たり前、LQを下げてしまう病気・怪我以外は医者にいかない方がよい。

また食べ物を自分で食べられなくなったら、老衰死コースで枯れてなくなるのが、一番幸せ。意識が混濁して死ぬと痛みや恐怖から解放される。

自分が老人になったら、これはしなくて良いという事前指示をかいておこう。あと、救急車で運ばれるとあらゆる手段で生かすという方法を選択されるので注意。

医者は健康法の指南者でもないし、病気の診断に100%はない。自分の体は自分に聞け。熱発も下痢も自浄作用。薬は化学物質、出来るだけ飲まない。精密検査も人間ドックも歳を取ったら不要。

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2014年06月01日

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