【感想・ネタバレ】科学の扉をノックするのレビュー

あらすじ

宇宙のはじまりはカップからこぼれたコーヒー? 人間が豚を食べられるのは遺伝子のおかげ? 作家、小川洋子が様々な分野で活躍する科学のスペシャリスト7人にインタビュー。科学の不思議を解き明かすため、日々研究に打ち込むひとびとの真摯な姿に迫る。そこから見えてきた興味深い成果の数々とは。ふとした疑問から巨大な謎まで、科学に関するあなたの『?』を解決する珠玉の入門書。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

星座を作っている星、これは変わらない星と言うので恒なる星恒星と名付けられたわけです。ちょこまか動く回っているのが惑う星惑星です 孤立した小さな存在ではなく、無限の宇宙とつながっているのだと言う、不思議な安堵感を覚える 宇宙を探索することは、自分自身とは何もであるかを探索することに等しくなる 鉱物学者には、ルーペとハンマーを持って山へ行き、石を叩く義務があると先生はおっしゃる。大地に出向いて石を叩く、これが鉱物学者の最初の仕事だと先生はおっしゃる 薬の代わりにお笑いビデオを出すような病院が出てくるかもしれません。だから私は、笑は副作用のない薬だ、と言っているんです 要するに大きな仕事は、あるところから常識を超えないとダメなんです。理性だけではないんです。ジャンプするのです

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2017年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作家の小川洋子氏が、専門知識をもった科学者たちへのインタビューを通して、科学の面白さを追求するもの。

宇宙や遺伝子、素粒子、遺体科学の話しなどについて、素人目線で専門家に質問してくれているのが嬉しい。

作者は、いかにこの本が作者のわがままに満ちあふれているか、と謝っているが、人の物事の興味というのは主観であってわがままであることは当然のことで、そういう意味では逆にそのことがこの本の面白さを表しているのだと思う。

STAP細胞のことなどで、もし科学への興味を失う子供達いるのなら、この本はいい後押しとなることだろう。

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2014年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『さよなら、僕が愛した九つ目の』

冥王星が惑星ではなくなった時、彼又は彼女を偲んで泣いた少年の歌を聴いていた。

それから、十年。

冥王星は仲間はずれになったのではなく、もっと近い仲間の元へ帰ったのだと知る。

嬉しくてちょっぴり恥ずかしくて、でもやっぱり、嬉しくて。たった、数行に私は救われてしまったんだ。

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2016年06月23日

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