【感想・ネタバレ】真の保守とは何か 近代日本の地下水脈のレビュー

あらすじ

昭和史研究者が日本を覆う空気の正体に迫る

高市政権誕生、参政党の台頭……。「保守」を標榜する人々が躍進する今、あえて問う、石橋湛山、池田勇人ら戦後保守たちの群像。

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Posted by ブクログ

冒頭から今の日本の状況を非常に的確に分析されていると思いました。
本書で紹介されている歴史上の人物の紹介や評価については、私の知識不足もありその是非までは評価できなかったので、何人かもう少し詳しく知りたいと思いました。

新自由主義改革で格差を拡大させた小泉内閣や、格差をさらに拡大させ権力を私物化したような安倍内閣に今の状況の原因があると言えるかもしれませんが、私個人の経験から言えば、安倍内閣の頃は仕事も安定していて特に不満はなく、小泉内閣の時に至っては勢いのある話し方をする人と言う薄ぼんやりとした記憶しかありません。
結局のところ人間がその時には正しいと思った選択や行動も後から見ると間違いだったということが、長い目で見てみれば良くあることなだけなのかも知れません。
高市政権や参政党を支持する人たちも別に悪気があって支持しているわけではなく、それが正しい事と信じて支持しているところに難しさがあります。

読み終わった後に少し前に読んだユダヤ教の本に書いてあった教えを思い出しました。
それは、老人が実がなるまで時間のかかる果物の木を植えた時に、ある人からあなたはその実を食べられないかも知れないのになぜその木を植えたのか?と聞かれ、その老人は自分が子供の時に食べた果実も私の祖先が植えてくれたものだから私も同じようにする。と言う教えです。
歴史を学びそこから洞察を得ようとする行為は、少しでも現在を良くしようとする行為だと思いますが、今を良くするだけでなく、未来にも良い選択ができるような人間になれるように、これからも歴史を学び続けたいと思いました。

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2026年04月08日

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