あらすじ
「どうしようもなく咲に触れたい」自分を捨てた元恋人の海斗と転職先で再会した咲。情熱的なキスと丹念な愛撫にかつての恋心が蘇る。欲望で激しく攻め立てられ、獣のように求め合って。でも彼に負わされた心の傷は簡単には消えない。「俺はもう一度、君に選ばれたい」真剣な囁きに、胸は高鳴る。私だって、願わくばずっとあなたと一緒に――。社長と二度めの甘く切ない執愛。
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気持ちごと持っていかれる作品
久々にぐっと気持ちごと持っていかれた、そんな作品でした。
これは、フィクション、物語とわかっていても、ヒロインのその時々の気持ちが手に取るようにわかる、共感がすごくて、本当に目の前で物語が進んでいくような錯覚に何度も襲われました。
あぁ、そうだよね、辛いよね、苦しいなら逃げていいんだよ、と何度もヒロインへ声をかけたくなる位でした。
人を好きになるって綺麗事だけでは済まされない、時には誰かを、自分自身を傷つけることさえある、狂気に落とすことすらあって。甘さと苦さが表裏一体というか、心まで持っていかれる危うさすら伴う恐ろしい行為なのだと。
それでも、自分の気持ちを無視せず、最終的には、前を向いて相手を受け入れるヒロインの心の強さに何度も勇気づけられました。作中に散りばめられた、信じるとは、相手を受け入れるとは、といった気持ちの描写が本当に胸を締め付けられ、あっという間に読了していました。どうか、この先ヒロインが幸せであるように、傷ついた分、素敵な毎日が訪れるように、願うばかりです。
ヒロインが過去にされた事はトラウマになるくらいちょっとあんまりだなって思いますが、再会したヒーローは必死に愛を乞います。そんな2人の後悔と再生のお話ですね。
ヒーローの幼馴染が壊れていて怖いのですが、ある意味彼女もかわいそうな人なんですよね。
自分を大切にしましょう
星4は、作家さんの心理描写へ!
とても丁寧で、読んでいて苦しかった...
でもキャラクターには、どちらにも全く共感出来ませんでしたw
ここまで自分をコケにした男、私は無理です。
そしてヒロイン、酔った上での過ちは兎も角、流されすぎ。
どこがトラウマなんだか。
その矛盾が人間らしいとも言えますが、結局、惚れた弱みってやつなのかな?
わかる、わかりますよ、でもこの男には近付いちゃダメw
この男、百歩譲って、女の問題は起こさないかもしれない。
でも、これが旦那家族だったら?
ヒロインファースト、出来るのかしら?
この手の男には無理でしょ。
またやります、そして彼女の方を責めるでしょう。
この手の男は、私は絶対無し!無理!絶滅しろ!w