あらすじ
子育ての基本は、何と言ってもお母さん自身の「ラブ&ハッピー」。お母さんが何があってもドーンと動じず、安定した穏やかな、しあわせいっぱいな気持ちになって、お子さんに愛を伝えていくこと。これ以上に、育児において大切なことは何もない!のです。
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Posted by ブクログ
心理関係の方が書く育児の本って、つい読んでしまうんですが読んだ後「けっ」って思うことが多かったのですが、この本は「なるほど!」と思うところが多く、読んでよかったと思いました。
以後、諸富先生の本なら安心して読めそうです。
おお!と思ったのはだいたいこんな内容。
・お手伝いでフットワーク力を育てる
・「打たれ弱さ」を克服する勉強法と習い事
・コミュニケーション力を磨く
・「遊び」で人生を学ぶ
・アサーション・トレーニングで人間関係にタフになる
特に「アサーション・トレーニング」に興味がわきました。今度は具体的なことが書かれている本を探してみようと思います。
また、お子さんによっては男の子の遊びをしないから心配、とか、女のことばっかり遊んでいるから心配と思われるお母さんもいらっしゃるのではないかと思いますが、著書によると心配なし!とのこと。むしろそういう子は将来、モテるのだそうです(^^)
この理屈でいえばうちの次男は将来、モテるかも(爆)
女の子の群れ大好きだし、お出かけ先で見しらぬ女の子に平気で話しかけに行くし。
Posted by ブクログ
第1章 男の子の「しつけ」の基本
「わたしメッセージ」
してほしいことは「命令」ではなく「お願い口調」で
「ほめる子育て」をやめて「ともに喜ぶ子育てへ」
第2章 「お手伝い」で「フットワーク力」を育てよう
第3章 「打たれ弱さ」を克服する「勉強法」と「習い事」
リビングで親がいっしょに勉強するのが一番
第4章 「コミュニケーション力」を磨いて「デキる男」に育てよう
第5章 「遊び」が人生のすべてを教えてくれる
第6章 「結婚できる」を育てる「あぶない思春期」の乗り越え方
「ナナメの人間関係」を活用
Posted by ブクログ
6歳までは男の子の地震を育てる。恋人のように。
12歳まではしつけ、責任を取らせる、解決法を自分で考えさせる。
18歳までは見守り期。つかずはなれずおちこまず。働きに出ない。
お手伝いでフットワーク力をつくる
5歳までに習慣化。家族はチーム。してくれると嬉しいな、助かるな。
自己イメージの強い子が将来のびる。ともに喜ぶ子育て。うたれ弱さ克服。
コミュニケーション力、子供の話をよく聞く
あそび力
Posted by ブクログ
とても読みやすい本。
女親が異性の男の子にたいしてどう接するかというノウハウ。
幼児期から思春期までかなり細かく書かれていて、家に1冊あってもいいかも。
本当は男親の出番なんだろうな、でもそんな夢みたいな期待は脇においておいて。
現実として対処していかなくてはならない数々のことが具体的に載っている。ありがたい。
読んでいる間、何かで読んだよなと思っていたら、若手部下の扱い方のノウハウだった。
・して欲しいことは「お願い口調」で励ます
一歩下がって/ポジティブに/具体的に
・「褒めて育てる」から「ともに喜んで育てる」へ
嬉しい、助かった、感心したという気持ちを伝える
・叱るときは
①行動を叱る、人格存在は否定しない
②何で叱られているかを説明する
③次はどうしたら良いか考える
・お手伝いをさせる
①失敗は当たり前
②失敗してもイライラをぶつけない
③失敗した後どうするかを考える
・勉強を習慣化するには
①時間/量のハードルを下げてやる気を持続
②気になる遊びを先にさせて集中させる
③リビングで親も一緒に勉強する
④問題集は「薄いもの」で達成感を与える
・コミュニケーション
①子供より長く話さない
②その場ですぐ聞く
③言葉を丁寧に「伝え返す」
④うなずく
⑤あいづちを声に出す
3歳までの幼児期に常に一緒にいるよりも10歳以降に家にいて見守る体制が大事だって。フクザツ。
確かに隣のお兄ちゃん、中学生の頃から女の子家に連れて帰ってきてたもんな。大人のいない家に。そういうことも含めて。
「思春期の男の子は本人もよくわかっていないから理解できなくて当然」おおらかにでもしっかり見守ること。
もう数年で家より外が楽しくなって10年後には確実に母親より、他人のオネエチャンの方が大切になるんだろう。
今だけだー!と今夜もウリウリしてやろう。
Posted by ブクログ
男の子出産予定であるが、自分は姉妹、友人も女性ばかりの自分に、男の子は育てられるのか??不安を持ちながら手にとった本。
私の中での結論は「夫への対応と同じ」。
他の方のレビューで、部下への対応と似ていると記載されている方がいらっしゃったが、本当にそうだと思う。
例えば、「してほしいことは命令口調ではなく、お願い口調で」などは典型例。「やればできる子と思わせるための肯定的な呪文」なども近しいものがあると思う。
ただ、夫よりももちろん大変なのは間違いない。なぜなら相手は思慮分別もなければ理解力も乏しいのだから。
あとは、女の子でも共通のこと(他の育児本でも見かけたこと)も書かれている。例えば、ほめるときは①その場で、②目をみて、③頭をなでなながら、④行動をみて具体的に、わたしを主語にしたメッセージを用いるなど。
この本独自で学んだこととしては以下のようなことがあった。
・お母さんとのラブラブが男の子の自信を育てる
・タッチングでの甘えは良い子育ての証拠
・しつけは、ラブラブな関係を崩さない範囲でOK
・3歳児神話は立証されていないのだから気にしない
・7~12歳は自分で失敗の責任を負わせ、どうしたらよいか考えさせる=しつけ
・10~15歳くらいまでの見守り期こそ子供が一番不安定な時期のため、家にいるべき。
・ケンカ両成敗ではなく、双方の言い分をしっかり聞き、どうすればよいか考える。負けたほうをフォローしていくことになるが、その場合でも勝った子の方との2人の時間もつくる。
・5歳までにお手伝いの習慣をつくる
・ごほうびもOK。ただし、お金ではなくモノで。ごほうびも具体的に子供と一緒に決める。
・お手伝いしなきゃいけない理由を聞かれたら?家族はチームであり、チームの一員として役割がある
・勉強する習慣がついている子は「やればできる子」という肯定的なイメージをもっている子。
・リビングでの勉強が◎。
・親も一緒に勉強するのが◎。
・習い事や塾を子供がやめたいと言ってきたら?→2~3回背中を押してがんばらせて、それでもだめなら無理強いせずにやめさせる。
・中学受験に向かない男の子もいる(新しいことにチャレンジしたがらない、完璧主義の子、口下手でつらいことがあっても話したがらない、など。)
・ホームパーティでキャリア教育
・聴き上手な親になる(①子供より多く話さない②子供が話しかけてきたらその場ですぐ聴く③子供のことばを丁寧に伝え返す④うなずく、相槌を声に出す
・仕事を楽しむ好奇心は遊びでしか身につかない
・集団遊びをさせる
・いじめられていることを教えてくれたなら、よほど勇気をもって話してくれたはず
・アサーションを身につけて、相手の立場に立ちながら自分の気持ちも伝える(「仕事で疲れているのはわかるわ。でも少しだけ家事を手伝ってくれると嬉しいな」)
・夫婦のスキンシップが子供の安心をうむ
・家の中でも少しだけオシャレを心掛ける
・見て見ぬふりをすることも必要。一方で、女性を小ばかにした発言には毅然とした態度で女性を大切にする考え方を伝える。
・変な趣味は一歩引いて見守る
あとは、公立のメリットとして、実社会の縮図であるとの記載があり、私の感覚と同じだ!!!と思わず嬉しくなった。私立の同質性の高さをほめたたえることはあっても、公立の多様性に触れることのメリットを書いているものにはあまり出会ったことがない気がする。実際に子供をどう進学させるかは難しいところだが、自分の見解にお墨付きをもらった気分だ。
また、いまはどうしてもまだ思春期の男の子のイメージはつかないのが現状。上記以外にも、思春期の男の子との接し方についても記載されていたので、思春期前にまた読み返したい。