【感想・ネタバレ】冬の教室のレビュー

あらすじ

降りしきる雪、音の消えた世界。ぼくたちの教室から見えるのは、ただ白――どこまでも続く白色のつらなりだった。新たな氷河期によって、世界が冬に閉じこめられた時代。そこに彼女はいた。嶝崎人魚、ぼくのクラスメート。彼女は言った、「夏が見たい」と。すこしずつ過去を語りはじめた人魚、その左胸には文字のような傷が痛々しく残っていた。それはかつて彼女を誘拐した、連続少女殺人犯・大江公彦の手による刻印だった……。死が普遍となった街で、ささやきのように語られる、冷たく静かな物語。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大江公彦サーガの一作。世界観的には『東京ミカエル』と一部を共有する。冬に閉じ込められた街と、自殺誘発遺伝子人魚を巡り、淡々と綴られる冬の囁きのような物語。
元々は朗読ドラマだったそうで、その趣を色濃く残している。

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2011年11月28日

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