【感想・ネタバレ】幸せな家族 そしてその頃はやった唄のレビュー

あらすじ

「これからつぶやくひとふしは とても悲しい物語……」

保険会社のコマーシャル・キャンペーン《幸せな家族》のモデルに選ばれた中道家。しかし撮影はなかなか進まず、やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族が死んでゆく――

刊行以来、全国各地の少年少女に衝撃を与えてきた伝説のジュヴナイル・ミステリ長篇、奇跡の復刊。

〈解説〉松井和翠

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から、なんとなく犯人が誰であるかわかったような気がしながら、それでも確証が持てずに読んでいた。本当なら幸せだったはずの家族が、徐々に崩れていく様が、切なかった。
母や姉の事と思うと本当に不憫でならない。
でも、行一はきもい。

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2025年09月28日

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ネタバレ

なんなの?なんなの?と途中までは一気読みだったのですが、家族が死んでしまうことははじめからわかっているので、犯人が意外なのか動機が意外なのか…?あれ?どちらもそこまで意外ではなく笑
でも殺し方?事故か他殺かなどは意外でした

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2025年12月02日

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ネタバレ

事件が明らかになる章では、テンポよく進み、ゾクゾクする気分が味わえた。
姉が自分を殺されることを理解していることよりも、弟がその後自殺することを後押ししていることに恐怖を感じた。
偶然もあるが、家族全員の協力があってこそ、この唄になぞられた犯行は完成できているため、事件がなければ息子、弟のために協力できるような、幸せのな家族になり得たかもと思う。

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2025年11月18日

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ネタバレ

主人公の語りで物語は進む
登場人物のはっきりとした年齢はわからないが主人公は小学生?
兄は中学生?
姉は大学生?なのか??
設定されている時代は昭和かなとか推測しながらの読書
あの頃はやった唄というものの歌詞に則っている感じは そして誰もいなくなったに近いものを感じた

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2025年11月13日

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ネタバレ

トラウマ児童文学とのことだけど、これを児童が読むのか!?まぁ江戸川乱歩の少年探偵シリーズみたいなものか...。子どもの時に読んでたらまた印象が違うかも。

正直弟が犯人なのはすぐに分かる。あとはなぜ?という動機だけど、イマイチピンと来なかった。歌も正確になぞっている訳では無いし...。最後の1文は、衝撃というほどでは無いけどすごく余韻が残る良い終わり方だと思う。

撮影隊がつくったドキュメンタリー、そうとう面白いものになりそうだけど、たぶん倫理的に上映できないだろうな。

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2025年10月08日

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ネタバレ

世間的に見たら幸せな家族だが、実際はかなり歪みのある家族。省一の狂気よりも事件後から記録として、最終的に作品として映像に残そうとした尚平と谷口らの方が怖いと思った。もはや「幸せな家族」ではなくなってしまった一家の一連の事件を、それでもなお世間に消費させようとする魂胆が怖い。
子供の時に読んだらまた違った感想を持ちそう。
なんとなく海外児童文学っぽい雰囲気。曲のメロディー(楽譜が書いてある)はめっちゃ日本な感じがした。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん…きっとこれがジュブナイル作品であり児童文学作家が書いたものゆえに、同時代に主人公と同じ年代で読んでいたら衝撃は違ったのかもしれない。

でも、40年近く経った現代では、この種の小説のみならずコミック、ゲーム、アニメ、映画は溢れている。特に巧妙なトリックもない上にツッコミどころ満載の描写や設定があるのでミステリーとは言い難い。
加えてあらゆる進化した現代の恐怖から比べるとサスペンスやホラーとしても物足りない。歌も含めて。

あーこういうの読んだことあるわーの既視感の連続、展開の心地いい裏切りも特にない。
ラスト1行の戦慄さえよくわからなかった。

こういう歌シリーズでの連続殺人といえば金田一耕助の悪魔の手毬唄だけど、やっぱりあれくらいの恐怖感がないと物足りない。歌も引っかけもなく本当にほぼ歌詞の通りすぎて、こんなん真っ先に主人公が疑われるはずなのにまあまあ野放しにされてますけど?
少年犯罪なんてこの時代からあったのでは?
殺人が起こってるのにコナンなどのマンガで見るレベルで、のんびりバーベキューしたりパーティしたり…はい?て感じ。

週刊誌にまで書かれてるし自分たちの中に犯人がいるのに和気藹々としすぎだし殺された浩くんの親から発狂して訴えられる描写ないとか謎すぎる。

ワクワクしながら前半は読み進めたけれど、目新しい発見もないまま終わってしまったので星2が妥当なところだけど、作者に敬意を表してもう一つだけ追加しました。

児童文学でいうところの「5分間シリーズ」でも成り立つレベルや推理ゲームアプリレベルかな。

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2025年09月19日

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ネタバレ

帯に惹かれて購入しました!
結果的に、主人公のテープを元に作品は公開され、その作品というのが今私たちが手に取っている本だった!というオチなのでしょうか…(読解力なくて申し訳ないです…)
現代のミステリやホラーの中で考えると目新しい感じはあまり感じなかったのと、犯行動機や犯行の行動などがちょっと無理があるのでは?と個人的には思ってしまいました。
でも、1日で読み切ってしまうほど、読みやすくはありましたし、物語に引き込まれました!

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2025年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むにつれて何となく感じた嫌な予感がそのまま、、、
動機も何も共感できんくて、結末も悲しすぎる。
なんでもない表紙やけど、読み終わって改めて帯を外して見たら物語と繋がって怖かった

面白いけど、後味悪いトラウマ系ミステリー

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2025年08月08日

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