【感想・ネタバレ】BLANK PAGE 空っぽを満たす旅のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

NHKあさイチのゲストに、内田也哉子さんが出演。
この本の宣伝です。
書店で数冊見つけて、ものすごく迷って…
今は、読む本あるし…で購入しないで…
次に行くと、欠品!他2店舗でもない!
何度か書店に寄って…
見つけた時には、つい、購入。

もっくんが、樹木希林さんの娘と結婚!
は、その昔、かなり衝撃的でした。
たぶん、ちょっとファンだから。
もっくんカッコいいもの…今も。


あさイチでのお話ですが…
樹木希林さんの子育てが、独特。
1歳半?からインターナショナルスクールに入れる。
有名人の子どもですから、特別視されないよう配慮。
学校の書類なども、也哉子さんが全て対応。
希林さんは、一切学校には行かない。
希林さんは、注意は一度きり、何度もは言わないので、発する言葉に全神経を集中して聞いた也哉子さん。

この本を読みだして、言葉の表現力が巧みと感じました。私の語彙力が乏しいので、多少読みにくく感じたのです。

この本は、也哉子さんの母・樹木希林さんと、父・内田裕也さんを喪って、喪失感にかられる中、会いたいと思った方と対話したものをエッセイにまとめたもの。
対話形式もありますが、対話で感じたことを綴ったものもあります。

マツコ・デラックスさんとの対話があったので、購入を決めたのもあります。マツコさん、好きですから。

著名な方々との対話ですが、私はあまり知らない方もいて、調べながら読みました。


一番、私が心に残ったのは…
第二次世界大戦で亡くなった画学生の遺した絵画や彫刻を集めた美術館「無言館」館主・窪島誠一郎さん。
P217あたりから
「寂しさは宝だと思います。寂しくなければ仕事なんかしないんじゃないかな。」
「生きるために一生懸命になるのは、ひとえに、1センチでも5ミリでも寂しさから離れたいというのがあるからではないでしょうか。寂しいというのが仕事の原動力であると同時に、その跳ね返りとして、人に認めてもらいたい。よくやったと言われたい。無言館なんかまさしくそうでしょう。」
そうなのかもしれない。と、思いました。

0
2024年02月12日

「エッセイ・紀行」ランキング