あらすじ
ヒマラヤで氷河湖が決壊した。下流のダム湖に浮かび上がったのは、なんと古代の「方舟」だった。こんな高地になぜ文明の跡が? いぶかる調査隊をさらに驚愕させたのは内部から発見された大量の木簡。それらにはみな、不思議な蓮華模様が刻まれており、文字とも絵とも判然としなかったが、なんらかのメッセージを伝えているのは確かだった――。一体、何者が、何を伝えようというのか? 第3回小松左京賞受賞作『神様のパズル』に続く、傑作長編SF、待望の文庫化。
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Posted by ブクログ
超近未来のSF?
冒頭、いきなり氷河から舟が出土する。
未知の物体の登場で掴みはばっちり。
その舟には謎の木簡が収められていたがそれはなんと遺伝子情報だった。
主人公たちは専門家を集め非公式にその遺伝子情報から新たな生命を作り出す。
人間でないものを人間の手で作り出していいのかという生命倫理の問題とその存在に対する様々な立場の人間の思いが交錯して物語はクライマックスへ。
主人公がヘタレで少し盛り上がりにかけたので☆4。
登場人物が個性的だけど、主要キャラが少しイッちゃってたのがテーマを考えたらちょうど良かったと思う。
あと今思ったけど表紙が誰だかわからない