あらすじ
常に最高の成果を出すことが求められている「プロフェッショナル」は、膨大な情報をいかに扱い、どうアウトプットを生み出しているのか……?ビジネスパーソンなら誰もが気になるこの「プロの知的生産術」を、ボストン コンサルティング グループ前日本代表を務めたトップ・コンサルタントが明かすのが本書だ。情報と付き合う際の基本スタンスである「3つの目的」、アイデアを熟成させるための「20の引き出し」、アナログ活用で差別化を図る方法といったユニークな情報活用術から、新聞、雑誌、書籍、テレビやネットといった各種メディア、あるいは仕事の現場や日常生活の中からどう情報を得るかといった具体論まで紹介する。さらには「文房具評論家になりたかった」という著者こだわりの文具やデジタルグッズの活用法まで掲載。まさにコンサルタントの「思考の道具箱」をのぞき見るような、盛りだくさんの一冊だ。
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Posted by ブクログ
著者は「仮説思考」という別の著書で、「まず仮説を立ててから物事に取り掛かる」ことの重要性を述べていた。今回情報収集術に関する本であるが、その根底にあるのは「仮説を先に立てて、それに有用な情報を集めてくる事」の重要性。
無作為に情報収集を開始すると、今の情報に溢れている時代では、収集することに多大な時間を要してしまうので、まずはどんな情報が必要なのか?という絞り込みを掛ける必要がある、ということ。この点とても共感した。
Posted by ブクログ
「仮説思考」「論点思考」やブログなどでも触れられているテーマのため、目新しさは感じなかったが、いままで整理して考えたことがない点が2つ。
■知的生産術の基本スタンス
1.自分のスタイルは「情報活用の目的」「立ち位置」「期待される役割」で決まる
2.「情報活用の目的」は「意思決定の補助」「アイデアの元」「コミュニケーション手段」に分けられる
3.「コミュニケーション手段」は相手を説得したい/共感してほしい/ただ情報を得たいといったこと
■情報のプロセスとアナログ・デジタル
1.プロセスは「収集」「分析・加工」「発信」
2.「収集」の「デジタル」はグーグル/商用DB。「アナログ」は体験/直接聞いた話
3.「分析・加工」の「デジタル」はエクセル/ワード/パワポ。「アナログ」は手書き/独自の視点
4.「発信」の「デジタル」はメール/ブログ。「アナログ」は対話/電話/プレゼン