あらすじ
なにもしなければ筋肉は減り続ける!
一生歩ける足腰になるための最強スロトレ
筋肉研究の第一人者、石井直方東大名誉教授が人生100年時代を見据えて開発した新発想の「スロースクワット」。自身の2度にわたるがんの闘病中にも実践されたスロースクワットは、まさに“いのちを守るスクワット"なのです。
「4秒かけてゆっくりと腰を下ろし、静止なしで、4秒かけてゆっくりと立ち上がる」だけで、ヘビー筋トレ並みの効果が!
■「スロースクワット」が最強の理由
◎軽い負荷なのに高強度の筋トレのような効果があり
◎ゆっくりとした動きだから無理なく安心して行える
◎多くの筋肉が鍛えられ健康効果が高い
■筋肉を鍛えれば、健康寿命が伸びる!
◎足腰が丈夫になる
◎糖尿病、大腸がんのリスクを下げる
◎認知症予防
◎免疫力のUP
◎肥満の予防
■目次
第1章 がんになって筋肉の偉大さを再認識
第2章 体力別「スロースクワット」のやり方
第3章 「スロースクワット」は100歳まで動ける足腰をつくる
第4章 筋肉は体を支える土台! 鍛えれば糖尿病、がん、認知症を退治!
第5章 がんサバイバーになって気づいたこと、考えたこと
※本書は2021年11月にマキノ出版より刊行された『いのちのスクワット~2度のがんから私を救った~』に加筆修正し、改題したものです。
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Posted by ブクログ
30歳から筋肉は減り始め、40〜50歳あたりで落ちるスピードが速くなり、年1%ずつ減ってゆく。何もしないと30歳から80歳で太ももの筋力はほぼ半分になるらしい。
健康に生きるには、筋トレはした方がいいもの、ではなくて、しなければならないものだ、と確信し、ほぼ何もできていない自分に焦りを感じた。
でも、ラッキーだったのは、スロースクワットという、軽い負荷なのに筋肉量と筋力が増す方法を、この本で知れたこと。面倒くさがりの私にとって、動きがゆっくりで、安全性が高く、少ない回数で効果を得られるスロースクワットは、救いの一手だと言える。
気になるやり方は、極めて簡単で、4秒で腰を下ろしたら、4秒キープ、4秒で立ち上がる、たったそれだけだ。
回数の指定もなく、できる分だけやるというのもありがたいところ。
著者は、がんの手術後の入院中、これで筋トレをしていたお陰で、極端に体力を落とさずに済み、退院後、元気に暮らせるようになったという。がんになっても、筋肉を減らさなければ、長生きできる可能性もあるということは、2人に1人ががんになる時代において、明るい希望ではないかと思った。
筋肉には、体温を上げて免疫力を高めるなど、重要な役割が沢山ある。具合が悪いと寝込んでいたくなるけれど、数日寝込んだだけで、筋力はどんどん失われていくそうだ。調子が悪いときこそ筋トレ!それを頭の片隅に入れて、できる時に、スロースクワットをするクセをつけたいと思った。