あらすじ
子どもの偏食にまつわる悩みは増えている。子どもが決まったものしか食べないとき、大事なのは「子ども目線で対応する」こと。対応を少し変えるだけで、子どもは自然に料理を口にすることも。本書では、偏食に悩む親子、保育園・小学校教師の悩みを解決しつづけてきた「食べない子専門」のカウンセラーが、偏食改善の方法をイラストや図を使ってわかりやすく伝授。紹介するのは、おうちで、簡単に、すぐできる方法ばかり。この一冊で、子どもの食の悩みが消える!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「偏食」は20品目未満しか食べられない。
「好き嫌い」は20品目以上食べられ、栄養面などで問題がないという事を知った。
偏食でも、特定のものだけを食べ過ぎて、1つの食品でお腹がいっぱいになり、結果的に他の食品は食べられなくなるなる事もある。
食べられなくなる「4つの理由」が書いてあった。
その中で、「時間と量の問題」がこどもの偏食の多くの原因だと言う事がわかった。「いつでも食べられる」「好きなものでお腹が満たされている子は、それ以外をたべる理由がない」
偏食の改善法で試せそうなのは、「好きな食べ物は食卓にあるけど、多過ぎないようにする。苦手なものも食べれるように工夫する」
Posted by ブクログ
小学生の息子への対応のため手に取りましたが、基本はもっと小さい子向けの本のようです。逆に言うとアプローチはその頃から進めるべきと言うことだと思います。
しかし、それでも参考になる部分は多くて助かりました。息子は感覚的な嫌いが多いようなので、この本を参考にしてみながら偏食を少しずつ改善できるようにやれることをやってみようと思います。
一点だけ、苦手な味覚への対応について記載がなかったのが気になりました。
Posted by ブクログ
5歳と2歳の子供がおり、野菜やお肉、魚など食べない食材が多いです。
子供に気づかれないくらい少しずつ替えていく。今食べられている食材や調理方法を分析する、食べない物でも食卓に出すなど、本書で学んだ内容で徐々に偏食が改善すればよいなと思います。
分かりやすく勉強になりました。
Posted by ブクログ
子どもの偏食に悩んで手にした。
本書を読んで、うちの子はいちおう食べられる食材が20以上あるから、偏食というほどのレベルではなくて、ただの好き嫌いなのか!という前向きな気づきはあった。
雑誌VERY2024.4月号で紹介されていて、図書で予約。
約1年前、同じ著者の本『食べない子が変わる魔法の言葉』を読んで、すごく参考になる!と思っていた。
食べない子どもたちを前に、こちらも読むことに。
自分の感想を読み返す。
相変わらず下の子は食べないものが多い。
上の子は1年前より食べられる食材は増えたが、相変わらず食べるのが遅い。
そして、夫の小言は1年前より増えている…。
子どもの年齢が上がるたびに、日々こちらの小言も増えていく。食事中に色々言いたくなる夫の気持ちもわからないではない。
でも私は〈食べることが楽しいという気持ちを育むことが一番大切〉という著者の言葉を大事にしたい。
そんな折り、保育園のお迎え時に、上の子の担任の先生と少し話ができた。
保育園の先生の話によると、「1回の食事中に色々言っても混乱するだけなので、目標をひとつに絞ったほうが伝わります」とのこと。
たとえば「今日はごはん中にひじをつかないことを目標にしよう!」と最初に伝えて、ひじをついてたら「どうするんだっけ?」だけ言えば充分。つかずに食べきったら「つかずに食べられてたよ」と伝えれば充分。
夫に変わってもらうのは無理そうだけど、どうにかみんながイライラせずに楽しく食べられるようになりたい…。
Posted by ブクログ
偏食の理由は主に4つ
・機能的な問題...今の口腔機能で食べられない
・時間と質の問題...いつでも、好きな時に食べられるという環境は悪。子供の好きなものでお腹が満たされている場合、それ以外のものは食べない。引き算が必要
・感覚的な問題
・知らないという問題
Posted by ブクログ
偏食の子供に対する対応のヒントが書かれていた。
・感覚過敏で偏食になる可能性がある。感覚的な問題による偏食を改善するために、とても大切なのは「好きな感覚」から広げること。
・大切なのは、好きな食べ物の量を減らすこと。食べられるものを増やすためには、今食べているものを減らすことが欠かせない。
特に偏食の場合、ご飯、パン、芋などの炭水化物類や、お菓子ジュースなど少量でも高カロリーのものを好む傾向にある。高カロリーな食品や脂質糖質が多い食品を食べると、脳では報酬系のホルモンが生まれ、満足感を得られるため、他のものを食べる気持ちがおきにくくなりる。少しずつ今好んで食べているものの量を減らすことが大切。
・偏食改善のために最も大切なのが、お菓子やジュースをいつでも好きなだけ、食べられると言う習慣を止めること。
確かにおやつでお腹いっぱいにしていたら、ご飯が食べられない。まずはご飯を食べてもらうべきなのだと意識が変わった。
・食事のメニュー決めなどの主導権は大人が握るべき。よくあるのが今日何食べる?と子供に聞き、言われたメニューだけを作るとか、子供がいらないと言うから、食べないものは作らないとか、何でもかんでも子供の要求通りに食事を用意してしまう事。筆者はこれを「奴隷化」と言っているとのこと。