あらすじ
子どもの偏食にまつわる悩みは増えている。子どもが決まったものしか食べないとき、大事なのは「子ども目線で対応する」こと。対応を少し変えるだけで、子どもは自然に料理を口にすることも。本書では、偏食に悩む親子、保育園・小学校教師の悩みを解決しつづけてきた「食べない子専門」のカウンセラーが、偏食改善の方法をイラストや図を使ってわかりやすく伝授。紹介するのは、おうちで、簡単に、すぐできる方法ばかり。この一冊で、子どもの食の悩みが消える!
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Posted by ブクログ
偏食の子どもに対して親や教育者がどのように関われば良いのか、そのマインドセットや食べられるようになるための方法が書いてあった。
マインドセットとして心に残っているもの下記のことだ。
それは、親はまずは自分を責めないこと。偏食の子を持つ親はついついそれまでの自分の育て方や料理の仕方が悪かったのでは?と思い(また周囲の人に言われ)、自分を責めてしまうことがある。しかし、偏食改善に最も重要なことは「安心できる食事環境作り」である。
そのためには、親は思い詰めたり、子供が食べられるようにしなければ!と気負いすぎたりしてしまうと、その思いの重さや圧は子どもにも伝わってしまう。それよりもまずは楽しく、明るく、安心して食べられる食事の場を作りあげることが何よりも大切なのだ。
食べられえるようになるための方法は、以下の順で進めていく。
①まずは子どもを観察する
なぜ食べられないのか、子どもをよく観てその原因を推察する。
子供が食べられない原因としては「機能的な問題」と「時間と量の問題」と「感覚的な問題」の3つがある。そのどれに該当するのか、一概にこれが原因!とは特定できないだろうし、原因が混ざっていることもあるだろうが、本書に書かれている視点を持って観察することで原因を考えやすくなるだろう。
②観察で特定した食べられない原因に合わせた対応をする
食べられない原因が「機能的な問題」なのであれば、口腔機能がどの段階なのか見極める。そして現在の口腔機能に合った食形態にして提供することで食べることが嫌にならないようにすることができる。
またその後は口腔機能の次のステップに進められるような手立てをしていく。例えばペースト食だったものをみじん切りに少し近づけた形にして提供するなど、次の段階の食形態に少しずつ近づけていくなど。
食べられない原因が「時間と量」なのであれば、「食べる時間」を見直す必要がある。それは食事の時間もそうだし、間食の時間もそうである。保育園や学校給食のようにおやつの時間、食事の時間を明確にし、その時間しか食べられないようにすることが必要。
また量に関して言えば、好きなものの量を減らすことで苦手なものを食べてみようと思える余地を生むことが重要である。そうした対応をする際には、成長曲線に照らし合わせてみて、極端に成長が鈍化していないか、慎重と体重のバランスが極端に悪くないかを見て、問題なのであればそうした対応をしても大丈夫である。
食べられない原因が「感覚の問題」なのであれば、食べられているものの食感に近づけて苦手なものを提供したり(その際子どもには「これはポテトみたいだけど、ニンジンだよ」などと正直に言ってから提供する)、提供の仕方を変えたり(惣菜パックで提供していたものお皿に移すところを見せてから提供し、慣れたら初めからお皿で提供する、慣れたら惣菜と手作りの同じ料理を提供するなど)などの対応をすることで大丈夫な感覚、食品を広げていく。
Posted by ブクログ
「偏食」は20品目未満しか食べられない。
「好き嫌い」は20品目以上食べられ、栄養面などで問題がないという事を知った。
偏食でも、特定のものだけを食べ過ぎて、1つの食品でお腹がいっぱいになり、結果的に他の食品は食べられなくなるなる事もある。
食べられなくなる「4つの理由」が書いてあった。
その中で、「時間と量の問題」がこどもの偏食の多くの原因だと言う事がわかった。「いつでも食べられる」「好きなものでお腹が満たされている子は、それ以外をたべる理由がない」
偏食の改善法で試せそうなのは、「好きな食べ物は食卓にあるけど、多過ぎないようにする。苦手なものも食べれるように工夫する」
Posted by ブクログ
小学生の息子への対応のため手に取りましたが、基本はもっと小さい子向けの本のようです。逆に言うとアプローチはその頃から進めるべきと言うことだと思います。
しかし、それでも参考になる部分は多くて助かりました。息子は感覚的な嫌いが多いようなので、この本を参考にしてみながら偏食を少しずつ改善できるようにやれることをやってみようと思います。
一点だけ、苦手な味覚への対応について記載がなかったのが気になりました。
Posted by ブクログ
5歳と2歳の子供がおり、野菜やお肉、魚など食べない食材が多いです。
子供に気づかれないくらい少しずつ替えていく。今食べられている食材や調理方法を分析する、食べない物でも食卓に出すなど、本書で学んだ内容で徐々に偏食が改善すればよいなと思います。
分かりやすく勉強になりました。
Posted by ブクログ
子どもの偏食に悩んで手にした。
本書を読んで、うちの子はいちおう食べられる食材が20以上あるから、偏食というほどのレベルではなくて、ただの好き嫌いなのか!という前向きな気づきはあった。
雑誌VERY2024.4月号で紹介されていて、図書で予約。
約1年前、同じ著者の本『食べない子が変わる魔法の言葉』を読んで、すごく参考になる!と思っていた。
食べない子どもたちを前に、こちらも読むことに。
自分の感想を読み返す。
相変わらず下の子は食べないものが多い。
上の子は1年前より食べられる食材は増えたが、相変わらず食べるのが遅い。
そして、夫の小言は1年前より増えている…。
子どもの年齢が上がるたびに、日々こちらの小言も増えていく。食事中に色々言いたくなる夫の気持ちもわからないではない。
でも私は〈食べることが楽しいという気持ちを育むことが一番大切〉という著者の言葉を大事にしたい。
そんな折り、保育園のお迎え時に、上の子の担任の先生と少し話ができた。
保育園の先生の話によると、「1回の食事中に色々言っても混乱するだけなので、目標をひとつに絞ったほうが伝わります」とのこと。
たとえば「今日はごはん中にひじをつかないことを目標にしよう!」と最初に伝えて、ひじをついてたら「どうするんだっけ?」だけ言えば充分。つかずに食べきったら「つかずに食べられてたよ」と伝えれば充分。
夫に変わってもらうのは無理そうだけど、どうにかみんながイライラせずに楽しく食べられるようになりたい…。
Posted by ブクログ
偏食の理由は主に4つ
・機能的な問題...今の口腔機能で食べられない
・時間と質の問題...いつでも、好きな時に食べられるという環境は悪。子供の好きなものでお腹が満たされている場合、それ以外のものは食べない。引き算が必要
・感覚的な問題
・知らないという問題
Posted by ブクログ
偏食の子供に対する対応のヒントが書かれていた。
・感覚過敏で偏食になる可能性がある。感覚的な問題による偏食を改善するために、とても大切なのは「好きな感覚」から広げること。
・大切なのは、好きな食べ物の量を減らすこと。食べられるものを増やすためには、今食べているものを減らすことが欠かせない。
特に偏食の場合、ご飯、パン、芋などの炭水化物類や、お菓子ジュースなど少量でも高カロリーのものを好む傾向にある。高カロリーな食品や脂質糖質が多い食品を食べると、脳では報酬系のホルモンが生まれ、満足感を得られるため、他のものを食べる気持ちがおきにくくなりる。少しずつ今好んで食べているものの量を減らすことが大切。
・偏食改善のために最も大切なのが、お菓子やジュースをいつでも好きなだけ、食べられると言う習慣を止めること。
確かにおやつでお腹いっぱいにしていたら、ご飯が食べられない。まずはご飯を食べてもらうべきなのだと意識が変わった。
・食事のメニュー決めなどの主導権は大人が握るべき。よくあるのが今日何食べる?と子供に聞き、言われたメニューだけを作るとか、子供がいらないと言うから、食べないものは作らないとか、何でもかんでも子供の要求通りに食事を用意してしまう事。筆者はこれを「奴隷化」と言っているとのこと。