あらすじ
子どもの偏食にまつわる悩みは増えている。子どもが決まったものしか食べないとき、大事なのは「子ども目線で対応する」こと。対応を少し変えるだけで、子どもは自然に料理を口にすることも。本書では、偏食に悩む親子、保育園・小学校教師の悩みを解決しつづけてきた「食べない子専門」のカウンセラーが、偏食改善の方法をイラストや図を使ってわかりやすく伝授。紹介するのは、おうちで、簡単に、すぐできる方法ばかり。この一冊で、子どもの食の悩みが消える!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「偏食」は20品目未満しか食べられない。
「好き嫌い」は20品目以上食べられ、栄養面などで問題がないという事を知った。
偏食でも、特定のものだけを食べ過ぎて、1つの食品でお腹がいっぱいになり、結果的に他の食品は食べられなくなるなる事もある。
食べられなくなる「4つの理由」が書いてあった。
その中で、「時間と量の問題」がこどもの偏食の多くの原因だと言う事がわかった。「いつでも食べられる」「好きなものでお腹が満たされている子は、それ以外をたべる理由がない」
偏食の改善法で試せそうなのは、「好きな食べ物は食卓にあるけど、多過ぎないようにする。苦手なものも食べれるように工夫する」
Posted by ブクログ
偏食の子供に対する対応のヒントが書かれていた。
・感覚過敏で偏食になる可能性がある。感覚的な問題による偏食を改善するために、とても大切なのは「好きな感覚」から広げること。
・大切なのは、好きな食べ物の量を減らすこと。食べられるものを増やすためには、今食べているものを減らすことが欠かせない。
特に偏食の場合、ご飯、パン、芋などの炭水化物類や、お菓子ジュースなど少量でも高カロリーのものを好む傾向にある。高カロリーな食品や脂質糖質が多い食品を食べると、脳では報酬系のホルモンが生まれ、満足感を得られるため、他のものを食べる気持ちがおきにくくなりる。少しずつ今好んで食べているものの量を減らすことが大切。
・偏食改善のために最も大切なのが、お菓子やジュースをいつでも好きなだけ、食べられると言う習慣を止めること。
確かにおやつでお腹いっぱいにしていたら、ご飯が食べられない。まずはご飯を食べてもらうべきなのだと意識が変わった。
・食事のメニュー決めなどの主導権は大人が握るべき。よくあるのが今日何食べる?と子供に聞き、言われたメニューだけを作るとか、子供がいらないと言うから、食べないものは作らないとか、何でもかんでも子供の要求通りに食事を用意してしまう事。筆者はこれを「奴隷化」と言っているとのこと。