あらすじ
あれから10年。
「素晴らしい本」の教えにしたがって、
ネズミたちは変化をひたすら受け入れ、
迷路の中でチーズを探し続ける生活を送っていた。
しかし、疑いを抱いたネズミが現れる。
「本当にそれが幸せなのか?」
「なぜ迷路の中にいなくてはいけないのか?」
マックス、ゼッド、ビッグの3匹は、
それぞれの方法で迷路から脱出し、
新しい道を切り開く。
変化に順応する時代から、
変化を自ら創造する時代へ。
気鋭のハーバード・ビジネススクール教授が
今を生きる読者に新しい物語を贈る。
「問題は、迷路の中にネズミがいることじゃなくて、
ネズミの中に迷路があることだ」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『チーズはどこへ来てた』が間違っているというわけではないが、時間が経ち少し考え方が変わったというわけだろう。
チーズは探すな!って前と言ってる事と全然違うじゃないって思いながら読んだが、納得させられ、ものすごく考えさせられた。読み終えてから、本書にある質問集に答えていったが、低脳な自分には難しくてとても時間がかかった。
Posted by ブクログ
名著の「チーズはどこに消えた?」と対立した本として、どんな事が書かれているのだろうかと手に取りました。印象としてはどちらも、「自身の行動で世界は変わる」ということなのかなと感じたため、対立した内容ではなく、「チーズはどこに消えた?」のアナザーストーリーとして楽しむことができました。
Posted by ブクログ
なぜ、シンプルなストーリー、シンプルな文章が、人の裏側と真相心理までとらえてて、哲学のように考えさせられるのだろーか。ときに納得。ときにハラハラ。ときにドキリとして、おもしろい!!!元ネタとセットで考えるともっとおもしろい☆
Posted by ブクログ
周りの誰もが絶えず何を決意して行動してる。知らず知らずのうちに自分達は、その影響で前に引っ張られてる。変わらないことを望む人は、その誤差に動揺し困惑する。大事なのは無理に変わろうとするのではなく、今度は自分の番だと決意して一歩前に足を出すことだと思う。
Posted by ブクログ
2011年12月
・「チーズはどこへ消えた」への”反論”と”補足”を行った本.
・以下の2点が大きなメッセージであると感じた.①”目的と手段をとり違うな”②”目的は本当に目的なのか自問自答しろ”
・非常に読みやすく示唆に富んでいた.1時間程度あれば十分読めると思う.
「迷路の中のネズミ」でなく「ネズミの中の迷路」という文言はまだ完全に理解できていないので考えたい.
Posted by ブクログ
ご存じ「チーズはどこへ消えた」(スペンサー ジョンソン)はベストセラーだったそうだけど、あれはもう10年も前のことだったんですね。その原題が「Who moved my cheese?」で、この本の原題は「I moved your cheese」。
賛否両論あるのだけど、消えたチーズを嘆いていてもどうにもならない、さっさと変化に対応した方がいいというのが「チーズはどこに消えた」に書かれていたことです。短い童話のような話に詰め込んだ内容ですから、その部分のみが強調されているのはしょうがないですが、現実はもっと複雑でもあります。もしかすると変化に早く対応して勇み足ってこともよくある話で、タイミングやリスクなど慎重に判断すべきところは必要だろうなあって思っています。
その「チーズはどこに消えた」の教えを受け入れて、日々チーズを探し続けるネズミたち。この本では、どうしてチーズはいつも同じ場所にないのか?そのこと自体に疑問を持たなくなるという問題をあげています。
日々の仕事でも変化に対応した後には、往々にその方法が正しい唯一のものと思われがちで、それ以外に目がいかなくなるということはよくあります。成功体験が足かせになることもあるでしょう。
「変化に順応する時代から、変化を自ら創造する時代へ。」と口で言うのは簡単だけど、なかなかできることではないです。しかし、自分自身の中に迷路があるとしたら、それは何か、なぜその迷路を迷路のままとして受け入れているのか、一度立ち止まって考えてみる必要があるかもしれません。
どんどん新しいツールや手法が生み出されて、それに順応することが成功の近道みたいに思っていると、実は本の中でビックが言った「おれがやっているのはそんなゲームじゃないんだ」と言うことが、新しい可能性と価値観を生み出すのかもしれないなあ。
とにかく読んではみたけど、こうした感想じゃなくって、少し自分になり考えてみてみたいものです。
Posted by ブクログ
私はその他のねずみなのかもしれない。
今ある環境を当たり前として生きていく・・・でも、「これでいいのか?」とも考えてもいる。
なぜこの環境なのか?
でも、どうすることもできずに、ただただこの環境を生きている。
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チェック項目2箇所。どんなにチーズを蓄えても、走り続けなくてはならない、ここでは幸せは見つからない、チーズが見つかるだけ。問題は迷路の中にネズミがいることじゃなくて、ネズミの中に迷路があること。
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ベストセラー「チーズはどこへ消えた」に疑問を投げかけた本。チーズはどこへ消えたは、常に変化に対応せよ!というようなメッセージを投げかけていたが、この本は、問題の本質、常識や規定概念に対する疑問を持て、というようなメッセージを発せいている。ページ数は100P程度でとても読みやすく、面白かった。
Posted by ブクログ
迷路の中にいるほとんどのネズミ達は、
チーズを探すために効率を求めていく。
チーズはどこへ消えたのか?
どこにあるのか?
決まった条件のもとで
いかに効率的にチーズを手に入れるのか?
でも、あるネズミはふと考える。
「そもそも、誰が、チーズを動かしているのか?」
いつのまにかルールに縛られて、
既成概念の下で生きている人間にも当てはまる話だなって思う。
本質を考えないようになってしまっている気がする。
もちろん、自分含めて。
そのネズミは答えを出す。
「チーズを動かしているのは、自分に過ぎない。」
おもしろいのは、さらに違うネズミが
もっと本質を言い放つ。
「そもそも迷路の中にネズミがいるのではなく、
ネズミの中に迷路がある」と。
迷路で暮らすネズミを登場させ、
とても分かりやすく人生の本質を問う本だと思います。
言っていることは、そこらへんの自己啓発本と一緒ですが、
表現の仕方一つでこんなにも自分の中にすーっと入ってくるんだなーと
ある意味勉強させられた本の1つです。
Posted by ブクログ
■マインド
1.自分の意志で、「もうチーズを追いかけるのをやめようと」と決めたら、そのネズミは自由になれる。
2.問題は、迷路の中にネズミがいることじゃなくて、ネズミの中に、迷路があることだ。
3.自分の前提を疑い、古いものを新しいやり方で見つめ、より一層努力し、今までとは異なるやり方で挑戦する必要がある。
Posted by ブクログ
変化を受け入れるだけではなく、自らが変わっていく、周囲を変えていくことを考える。
自分が、無意識のうちに迷路に閉じ込められていないだろうか?
何を求めているのか?それを得ることで幸せになるのか?
Posted by ブクログ
チーズを読んだときに不満に思ったところは、この本を読むとすっきりする部分がある。ただ、チーズの元の本もこの本で批判されているよりはもう少し奥行きのある本なので、★を一つ減らしてみた。物語にこびとが出てこないのは残念。
Posted by ブクログ
先の素晴らしい本(『チーズはどこへ消えた?』)が、「突然のできことは避けられないものであり、その反応を変えられるだけ」ということを解いていたのに加え、この本ではチーズと迷路の関係をまた違った観点から述べたものとなっている。そもそも、与えられるものを無条件に受け入れ、その安心の元にとりとめもなく月日を浪費してしまう人は少なくない。そんな我々一人ひとりに釘を刺すかのように、3匹のネズミを登場させながらその現状に警鐘をならしている。2匹のネズミのやりとりを、さも間違ったかのように、さも非常識であるかのようにとらえる他の多くのネズミが自分の周りにも同じくらいだけ存在する。その中で、いかに自分の芯を曲げずに、いかに自分の意志を曲げずにやり通せるかが結局は生きる意味を教えてくれるのだと思う。他ならぬ一度だけの自分の人生だからこそ、日一日たりとも後悔なく過ごさなければならないのだと言えよう。
Posted by ブクログ
短いけどまあまあいい本だった。作者の思想がある。
もとの本を読んでおいたほうが良い。
アドラー的な考え方を浅く使ってる人への対抗本という感じ。
止まらず進むのが良いというわけではない。
チーズが何故なくなったかに悩んで止まるより動こうとするのはイイけど、それは思考停止ではないか。その対策に3匹のネズミの行動例がある
会社での生き方として
目的を突き詰める、プロジェクトリーダー、研究者
新しいゲームを作る、フリーランス、投資家
自分なりの道を極める、スポーツ、職人
Posted by ブクログ
チーズを手に入れるほど幸せになるわけではない。もっとーねば!と考えるだけ
チーズが消えた理由ではなくすべきことを考えるだけの日々。。ノーウェイ!
どうすべきか→自分がどうありたいか。
行動=思考から生じる
迷路の中のネズミではない。ネズミの中に迷路はある。
迷路は大きい、でも自分にとっては十分でない
迷路は運命かもしれない。でも自分にとっては運命じゃない。
迷路は自分が知っている全てだ。でも、自分が想像できる全てではない。
Posted by ブクログ
期待が大きすぎたようだ。すこし物足りない。
こういった本に「物足りない」という表現は不適切かもしれない。
しかし
実はこうなんだ と
もう既に知ってのとおり、こうなんだ との
差は大きい。本書は後者であった。
Posted by ブクログ
「チーズはどこに消えた」に対応した内容の本。
そうきたか、といった感じを受けた。
でもちょっとだけ、やっぱり?って感じもした。
「チーズ」本はできれば、「チーズ」「バター」そしてこの本の
三冊はまとめて読むと、また面白いのではないかと思う。
Posted by ブクログ
チーズはどこへ消えた?に対して疑問を投げ掛ける物語。
原作は「チーズを探す」=「価値」という前提で話が進んでいたが、今回はさらに価値観の本質を問う物語が展開される。
ゼッドがネズミの連中に言い放った言葉「もし(チーズを)追い求めるという行為そのものがきみたちを幸せにするのなら、話は別だけど…」が最も印象的でした。
Posted by ブクログ
貸出:岡田(2011.12.15)
チーズはどこに消えたかの、変化は起こるもので、それに順応していくという内容を否定した本。う~んって感じでした。。
Posted by ブクログ
かの有名な「チーズはどこへ消えた?」に異議を唱えた一冊。
前書で描かれていた前提を覆すことで、変化に順応するだけでなく、自らが変化を生み出すことの重要性を説く。