あらすじ
ある舞踏会の夜。ユスティーナは秘かに想いを寄せている相手、エルヴェスタム公爵と遭遇する。酒が過ぎたのか苦し気な彼を介抱するため近づくと、エルヴェスタム公爵は「貴女のことが好きだ」と愛の言葉を囁いてくる。好きな人から求められる喜びを知ったユスティーナは、そのまま彼と一夜を共にしてしまう。しかし翌朝、エルヴェスタム公爵が発した言葉はユスティーナを凍りつかせた。彼はユスティーナのことをマルティナと呼んだのだ。マルティナはユスティーナの双子の妹だった。彼の想い人はマルティナだった。自分はマルティナの代わりに抱かれたのだと知ったユスティーナは絶望する。けれどこの後、エルヴェスタム公爵がとった行動は、ユスティーナをさらに絶望させる。彼は責任を取るため、ユスティーナに結婚を申し込んだのだ。「妹のことを愛している想い人に、義務感から娶られた妻」という残酷な立場に立たされたユスティーナは……。
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作者さん買いです!
短いお話でしたが、とても面白かったです。さすがです。最初はなんて奴だと思っていたヒーローでしたが、誠実だし真面目でした。ヒロインはとても好感がもてました。双子の妹や従兄の話も読みたいですね。
読みやすくてヨカッタ
短くてもしっかりと、まとめられていて読みやすかったです。妹とそっくりで失恋ばかりしていたユスティーナの事を思うと号泣してしまいました。(よくある妹が意地悪な性格とかではないので、安心して下さい。むしろ姉の事が大好き過ぎて過激な性格です。)結婚してからもお互いに自分の気持を告げずにすれ違いが続きます。カレヴァよ、何故に思いを伝えない??ケインに助言までしてもらったのに1か月も思いを伝えずに、思い詰めてしまったユスティーナから離縁を告げられてから思いを伝えるのは遅いぞ!!ヘタレか??!チキンか??!と怒ってしまいましたが、双子の入れ替わりに直ぐに気づいたのは良しとしましょう。だけど、早くに思いを伝えてあげて欲しかった…。まあ、始まりがアレだから仕方ないのかもしれないけど…。
ユスティーナが、最後に言った言葉を借りるなら終わりよければ全て良し。ですかね。うん、ユスティーナが、いいならカレヴァを許そう。上から目線で言ってしまうぐらいユスティーナ良い子。健気で本当にいい子なんです。
仕方ない
双子だし、酔ってたし間違えるのは仕方ないのかもしれないですね。最初は切ないキュンでしたが、その後のヒーローがきちんと挽回して誠実に愛を告げていく所が素晴らしいと思いました!現実にはこんな男いない。最後は幸せなキュンでした!
ヒロインがとても不憫で、後ろ向きな性格になってしまうのもわかるかなと思うけれども。ヒーローはもう少し頑張れないのかしら。結構してから放置されてる期間が長すぎて、しんどいよなと。途中ケインにアドバイスもらって、変わるかなと思いきや、変わらないし。
お話は面白かったのだけど、ヒーローがな…ってなってしまったのが少し残念でした…。
お話はいいのですが
ストーリーは良いのですが、ヒーローの魅力が分からずあまり好きなタイプのヒーローではなかったです。
ヒロインと双子の妹と間違えてヒロインを抱き、責任感からヒロインに求婚。ヒーローの立場は公爵で格上になるため断れないヒロイン。それでもヒーローを慕っているからと頑張ります。ヒロインが健気でヒーローは年上なのにリードもなく、挙げ句「妹が好きだったのは恋に恋していたんだ!」的な感じで結婚後にヒロインに好意を寄せるようになります。しかしきちんと気持ちを伝えず二人のすれ違いが続きます。
切ない感じなのかと思いきや、ひたすらヒロインが不憫でした。初恋の相手は双子の妹を好きで告白するも失恋し、婚約者は「妹のことを好きになった」と婚約破棄。ヒーローは一発やったあとでヒロインに対し妹の名前を口にする。なかなかに可哀想なヒロインでした。