あらすじ
大国・ノーザンヒール世継ぎの皇太子・アーサーと、人質として献上された隣国フェルマスの王子・リシャール。二人は立場を越え、幼いころから互いに心惹かれ合う、唯一無二の存在だった。しかし、美しく成長したリシャールは、人質として、ノーザンヒール国王に乞われるまま、その身体を捧げることに。結ばれることは叶わないと分かりながら、互いへの惹かれる心を止められずにいたものの、絶望を味わったリシャールと、国を正しく導こうと成長するアーサー、二人の運命は擦れ違い、ついに反逆の時が訪れ……? 重厚な書き下ろしファンタジーBL、上下同時発売!
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できればもう一捻り
国王の死から2年。いよいよアーサーたちの反撃の時がやって来ます。
リシャールが長い年月をかけて準備してきたことが実を結び、そしてリシャール自身は悲劇的な結末を迎えることを覚悟して、最期の舞台を整えてその時を待ちます。そこでリシャールとの未来を掴みとるためにアーサーがある行動をするのですが、この最後の展開があまりにも予想通りでした。
『本読み』としてはクライマックスでもう一捻りして唸らせて欲しかったですが、アフターストーリーのアーサーとリシャールが楽しげだったのでこの結末で良かったのかなと思います。
満足度の高い作品でした。
思った通りの王道展開で面白くはあったものの…
クライマックスで受けさんは肩を剣で切られ、攻めさんも剣を掌で掴み刀傷があり… その手当てはどうするんだろ、と思っていたら、スルー(笑。
こういうご都合主義は苦手で困った〜