【感想・ネタバレ】機動戦士ガンダム フラナガン・ブーン戦記(1)のレビュー

あらすじ

新たに紡がれる「一年戦争」悲哀の戦記──。
ジオン兵“フラナガン・ブーン”は敬愛するガルマ・ザビ大佐のもとで訓練に励むも、そんな矢先に“連邦の白い悪魔”ことガンダムが現れて……。

アニメ『機動戦士ガンダム』の名エピソード「大西洋、血に染めて」(第28話)に登場したフラナガン・ブーンの目線で描く新たな一年戦争、開幕!

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Posted by ブクログ

フラガナン・ブーン。一年戦争でグラブロを駆り、ガンダムと水中戦を繰り広げたジオン兵。サンダーボルトでも、オマージュした一戦ありましたねアトラスガンダムとグラブロで。

一介のジオン兵である彼が、一年戦争に何を思い何を志して戦ったのか。
彼の思いは、ガルマの仇討ちに塗りつぶされているものでした。

ンダムといえば、アムロというNTパイロットとのコンビで「白い悪魔」と呼ばれていたのは有名な話ですが、ジオンから見たガンダムがどれだけ悪魔であるかを見事に印象付けている作品だと思います。ガルマ死亡後、イセリナが仇討ちに出た場面が、もう怖い怖い。ビームジャベリンでガウを切り刻むシーンですが、圧倒的な強さに震えます。モノアイでないのが云々、という台詞があります。デュアルアイゆえに人間に近しく見え、一方でMSなので感情が見えない、というのも恐怖を増すのでしょうね。

物語は、シャアの暗躍でガルマ戦死後、復讐に取り憑かれたブーンがマッドアングラー隊に配属。その訓練中に連邦軍捕虜の反乱にあう、みたいなところで2巻へ続きます。
シャアのザビ家への復讐によって戦士したガルマ。ガルマの復讐に取り憑かれたブーン。捕虜となって虐待を受けた復讐する連邦士官。
復讐の連鎖の物語になっています。連座でもあるような気がする。ブーンの結末は知っているだけに、救いはなさそう。
マッドアングラー隊ということは、カイとミハルのシーンもあるのか。
暗い物語になりそうです。メカニックの女性ジオン兵、ウゾール・フラッカが語り部になるのだろうか。
一年戦争のシャアは復讐という私情のために、何もかも使い捨てにする覚悟なので、不穏さしかないんだよなぁ。忠誠心が復讐に燃料を投下し続けているブーン。
ガルマの眩しさが、故人となって大量の思い出補正がかかってしまっているのが、暗さを際立たせているのです。お坊ちゃんだからこその、理想論者だったりするのだけど、それが魅力なんだろうねガルマの。

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2023年12月06日

Posted by ブクログ

これはもう宇宙世紀ホラーと言っても差し支えない。ジオンサイドは下々まで感情のある人間として描かれているが、連邦はほぼ心の無い無機質な存在、特にガンダムは文字通り悪魔として描写されているまあとにかく異色の作品。
クセの強い骨太で昔風なタッチの絵柄ながらなぜか女の子はかわいい

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2023年12月10日

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