あらすじ
地下鉄に毒ガスが撒かれた1995年3月、私はアメリカへ発った。明るく巨大なアメリカで、私は孤独を満喫した。一生このままでいられるなら、どんなに幸福だろうとさえ思った。ただ、孤独であることの僥倖とは別に、そこには女が絶対的に欠けていた――。『船に乗れ!』の人気作家が自らをさらけ出して描く新境地作品集。
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Posted by ブクログ
仕事でアメリカに赴任した短い数年の出来事。
日本では地下鉄サリン事件が起きた年で、ワシントンD・Cは大雪が降ったなかで
友人もいない異国での、たった一人での静かな生活。
国籍も様々なそっけない国で誰もが差別に敏感で
風俗店で知り合ったエミイは店を逃げ出して
日本の知り合いはオウム真理教に皆が傍観者だった。
その他短編。
新宿から金沢まで逃亡劇。
メタボ解消のためのサイクリングと、その途中で出会った世田谷の壁を見つめる老人。
最後のじいさんの神託はちょっと不可思議で不気味だった。
村上春樹の影響受けすぎかな~。
カッコつけている感じが鼻持ちならないけど
嫌いじゃあないよ)^o^(