あらすじ
行動力のある人は、読書には「行動を加速させる装置」があることに気づいている。すぐに行動に移せる人はどう読書を役立てているのか。「動く」「シェアする」「集める」の3つのやり方を丁寧に紹介し、すぐやる人になるための読書術を、ノートとの連携を紹介しながら教え説く
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Posted by ブクログ
速読などの読書術ではなく、読書を活かすための読書術を紹介している。
ひと言でいえば、読書でインプットしたらすぐにアウトプットすること。アウトプットとは、実際に行動してみる、インスタグラムなどでシェアする(要約する)。
本を読む前になぜその本を読むのか目的を明確にし、目的以外の箇所は読み飛ばすことで読破することを目的としない。
読書中でも本にどんどん思い浮かんだことを手書きすることがアウトプットになる。手書きすることで頭の整理が進み、記憶の定着も図れる。
読書をしながらアウトプットしている自分のイメージを明確にする。明確に出来るものだけに取り組む。
・私は本から学んだことを、アウトプットすることで初めて、その読書は「投資」になると考えます。セミナーでも同じですね。参加して、いい話だったで終わってしまう人と、それをすぐにアウトプットする人。どちらがより大きな成果を生み出せるかは明確ですよね。
・パソコンに記録していた学生よりも、ノートに書き込んでいた学生のほうが圧倒的に高いパフォーマンスを見せたのです。
・なぜそうなるのかと言えば、タイピングすることに比べると、手書きは時間がかかるからです。先生が話す内容全てを聞きとりながら手で書くことは、容易ではありません。それゆえ、注意深く聞き、話の要点をまとめることに集中しないと、ノートはとれないのです。つまり聞きながら学んでいるわけです。
・一方、タイピングをしたときはあまり考えることなく、ひたすら記録することに集中をしてしまいます。
・要は、手書きでメモを書くというプロセスを踏めばおのずと、書さながら頭の整理が進んでいる状態になるのです。
・書き込みながら読書をすることは、小さなアウトプットを繰り返すことと同じとも言えます。ここでは難しく考えることなく、読書をしていて思い浮かんだことを書けばいいでしょう。すぐやる人はこのインプットとアウトプットの間隔が短いのです。
・すぐやる人は、常に新しいアクションのための読書をします。そのために、読み切るために読むのではなく、飛ばし読みしながらでも自分が探していた答えのヒントを見つけるために読書します。だから読むのも速いのです。
・「そうだよね。やっぱりそうだよね」と感じるような、既知のことはわざわざ改めて読む必要はありません。そういうところを読んで自分の知識を確かめたところで、そもそもあなたの学びにはなっていないのです。
・読書を通して新しい価値観や情報を見つける。そしてそれをすぐに行動に活かすためにどういうアクションが必要かを考える。この軸からぶれないことが大切なのです。たった一文、もしかするとたったの一言の出会いがあなたの人生を変えてしまうかもしれません。
・成長できる人とできない人の差とは、インプットとアウトプットの時間の間隔がとても短いということです。同じ質の、同じ量のインプットをしても、次の一歩次第で成果を出せるかどうか、決まってきます。
・たとえば、ビジネス書を読んでいて「これは使える」と脳にスイッチが入ったならば、その思考の流れを止めないようにすぐに本を閉じ、考えを深めていきます。そしてその考えをどんどん書き出していって、徹底的に具体的な行動につなげることに集中します。
そのためにはまず、「本を読み切らなきゃいけない」という意識を捨てることです。読書の効果を最大に引き出せない原因は「読み切らないともったいない」と思ってしまうところにあります。このままでは読書によって生み出される価値はあまりありません。読み切ることで得られる満足感が全てになってしまうからです。
・読みはじめる前にその本を読む目的を明確にしておきましょう。そうすることで自分にとって重要なところと、そうでないところの見極めがはっきりつくようになります。いきなり本を読みはじめるのではなく、自分のなかにある問いを明確にしてみましょう。
・逆に、目的を確認せずに読みはじめると、自分に関係のないところまでついついダラダラと読んでしまって、具体的な行動につながりません。
・もちろん、読書の楽しみはそれだけではないことはわかっています。思わぬ発見があるのも読書の醍醐味です。ただ目的がズレないようにしたいのです。
・自分のなかにある問いを明確にしたい場合におすすめなのは、A4一枚の真っ白な紙に頭のなかにあるものをひたすら書きなぐることです。
・私たちは日々言葉を使って頭のなかを整理していきますが、それでもやはり言葉にならないような感情を自分のなかに見つけることもあります。体裁や言葉のツナガリなど考えず、とにかくひたすら思いついた言葉をA4一枚に吐き出していく。そんなイメージで取り組むと脳内がスッキリと整理されていきます。
・頭のなかであれもこれもやらないといけないとなってしまうと、どれも中途半端になってしまいます。いわゆるマルチタスキング状態になり、無気力になってしまう原因ともなりうるのです。
・仕事でもそうですが、あれもこれもやらなきゃいけないという思いが頭を巡っているときは、気持ちも落ち着かずあまり集中もできない状態になってしまいますよね。
・読書をして、著者のメッセージに触れたとき、常に「自分の場合だったらどうすればいいだろう」と考える必要があります。そのうえで具体的に実行に移している自分をイメージしましょう。なぜなら、自分のなかにイメージがないものはうまくいかない可能性が高いし、逆にイメージできたものは何らかの成果を上げられる可能性が高いものだからです。自分がリアルにそれを自分の仕事や生活に応用できているシーンが想像できるかどうか。想像できるものだけ取り組むということが大事です。なんでもかんでもやることではなく取捨選択ですね。一冊の本から、1つか2つの具体的な行動ができればいいのですから。
・相手に伝えるには、読書から得た情報を客観的な視点で解釈するということが求められます。そのため、シェアすることを前提に読書をすることで、本の内容をしっかり理解しようというスイッチが入ります。
・インスタグラムでアウトプットすることのよさは、ハッシュタグをたどれば同じ本を読んでいる人を簡単に見つけることができるところです。他の人がどのようなアウトプットをしているのかを読むこともできますし、つながることもできます。
おすすめなのが、本の名前、出版社名、著者名をタグに入れておくことです。たとえば、本書であれば、「#すぐやる人の読書術」、「#明日香出版社」、「#塚本亮」の3つは最低入れておくといいと思います。
・皆さんのなかには多読されている方もおられるかと思います。もちろんたくさん読むことによって得られるメリットも少なくありません。知識も増えるでしょう。しかし、たくさん読んでも行動が変わらなかったら意味はないのです。何冊読んだかは正直関係ないことですし、それよりも本を読んで何をしたかのほうが大事なのです。
・、誘惑物との接触回数が少なかった人が最も目標を達成できたのです。目標を達成したかったら、そもそも誘惑物との接触をなるべく減らさないといけないわけです。
Posted by ブクログ
行動ベースの読書を目指すための本。
行動することが一番大切だと思うので、とても良い本だと思いました。
”すぐやる人”になるために必要な3つのこと。
①何事も気軽に試すのが大事。
本1冊に対して、1つ以上新しくトライすることを決める。
失敗しても気にすんな!笑
②色々な人とシェアをしよう。
共有することで、アウトプットの質が上がる。
③自分の考えをまとめておく。”自分の”というのが大事。
この本のまとめをしたのは2019年2月28日。
その時に、これから何を実践しようとしているかを振り返ることで、
今の自分の成長を感じることができる。