あらすじ
あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。
読者を1ページ目から未知の世界へ連れて行く。
謎が「きこえて」くる。
衝撃が、あなたの耳に直接届く。
物語×音声。小説を立体的に体感する、まったく新しい「謎解き」の新体験型エンタメ、誕生!
突然死んでしまったシンガーソングライターが残した「デモテープ」。
家庭に問題を抱える少女の家の「生活音」。
何十年ぶりに再開した二人の男の「秘密の会話」。
夫婦仲に悩む女性が親友に託した「最後の証拠」。
古い納屋から見つかったレコーダーに残されていた「カセットテープ」。
私たちの生活に欠かせない「音」。
すべての謎を解く鍵は、ここにある。
※本作は、音声と小説を融合させた誰も経験したことのない「体験型ミステリ」です。小説を読み進めると、作中の様々なタイミングで「二次元コード」が登場します。そのコードを読み取り、音声を再生してください。それはあなたを新しい世界に連れて行ってくれる「音」です※
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
面白かった……!!小説の中に音っていう情報が加わることでこんなに想像が広がるんだって感動とゾクゾクした。全ての話が最後に音声を聞いて真相がわかるというもの。特に好きなのは『セミ』。すごく感動して、セミも富岡も愛おしくなった。
ゾクっとしたのは『ハリガネムシ』と『死者の耳』。
ハリガネムシは最後の音声で突きつけられる真実、まるで私に言われてるかのようで鳥肌がたった。
そして死者の声。これ音声聞きながら映像にも注目…。そういうことか…!!って一気に脳汁出ました。
Posted by ブクログ
音声の仕掛けは写真のように瞬間的に分かるインパクトはなかったですが、アプローチの仕方が変わるのは面白かったです。ただ邦画ホラーのような聞き取りにくさがあるなと思いました。
『にんげん玉』が一番音声が効果的に感じ、タイトルとエピソードで答えを示唆しているのも良かったです。
物語としては『セミ』が一番好きでした。ジャイアン的な存在かと思ったら、周りの子より体が大きいばっかりに傍若無人が通ってしまった純粋な子という印象で指摘してくれる人がいたらきっと違ったのに、そういう相手に秀一がなれるといいなと思いました。
聞き取りが苦手で目を閉じて聞いていて、最終話のものが映像であることに気付かず、他の方の感想で知りました。
音声だけでも答えに辿り着けはしましたが、映像で確証が得られるとすっきり感が違いました。
自分で気付けていたら衝撃が大きかっただろうなと残念さもありつつ、知らないまま終わらず良かったとほっとしています。
Posted by ブクログ
いけないシリーズが好きだったので読んでみた。
物語の中のコードからYouTubeに飛ぶ仕組みが
斬新で面白い!!
そして最後の話だけの仕掛けは
普通に耳で聞くだけでは全く気付けず…
終わりまで油断できない作風は流石すぎます。
Posted by ブクログ
【ネタバレなし感想】
作中にあるQRコードから、音声を聴くことで真相が明らかになる道尾秀介節の斬新な作品。5つの短編集なので読みやすく、内容も聴いたらギリ分かるレベル。音声聴く時ゾクゾクワクワクする。
活字を読むという枠から外れた新しい読書体験ができるので、一度オススメしたい。
【ネタバレあり感想】
QRコードを読んで音声を聴いて真相がわかる体験は唯一無二で素晴らしかった。一方で、それぞれの物語で謎が残る部分もあり、完全にスッキリはしない感じ。「いけない」シリーズの方が、伏線の回収や全体のまとめ方などきれいな印象がある。
「いけない」シリーズよりも、トリックの難易度は多少低く、これはきっと音声を聴いた時に読者にゾクっとしてほしいからそのレベルで調整していると思う。
いずれにしても、読んでて分からない(いくつかは途中で察するものもあったが)が、音声を聴くと気づくという体験を、5つの短編それぞれ様々な角度から与えてくれる作品づくりは本当にすごいと思う。
Posted by ブクログ
⭐︎3.7
QRコードを読み取り音声を聴くと、真相が分かるという新感覚ミステリー。どんでん返しモノの短編集だけど、音声を聴いてすぐに怖っ!!となるものもあれば、どういうこと?となるものもあった。
音声の怖さを知った。(最後の「死者の耳」は映像もありきだったけど)
匿名
にんげん玉
私が他の方の意見を見て思った事です。
みなさんが「にんげん玉」というタイトルはどういう意味なのかと言っているのを拝見しました。
私の考察にはなるのですが、途中で100円玉の話が出てきました。そこで主人公が100円玉の表裏がどちらかを知らなかったとありました。私は最後の音声を聞いた後にこの部分がパッと頭に思いつき、どちらがどっちの「先生」かがミスリードされているということと似ていると気づきました。なので、「にんげん玉」というのは100円玉になぞらえられた2人の「先生」のことで、タイトルの文字が反転させられているのも表裏という伏線のように感じました。
初めてのコメントで拙くなっており伝わりづらいと思いますが、これが私の見解です。