あらすじ
グレイリング帝国に到着したミネルバは、ルーファスや新たに女官として迎えたソフィーに支えられながら、厳格な皇弟妃教育に身を投じ、日々研鑽を重ねていた。
だが、属国出身の彼女を快く思わない公爵令嬢カサンドラが、その立場を揺るがすべくソフィーに急接近。
孤立無援に追い込まれ、女官辞職を迫られる事態に。
その危機を千里眼で察知したミネルバは――
「ソフィーの側に行きたい。彼女を守ると約束したのだから」
強い絆が、崖っぷち令嬢に新たな力を開花させ、身分や出自を超えて、人々の心を動かしていく!
感情タグBEST3
絆の力
いよいよグレイリング帝国の帝都に到着したミネルバ達御一行。
到着早々皇弟妃教育やら婚約式の準備やらに忙しく奮闘する中、ルーファスと属国の公爵令嬢であるミネルバの婚約を認めない帝国の公爵令嬢軍団の反発が高まって、魔の手はミネルバではなく筆頭女官であるソフィーに向けられました。
そしてソフィーのピンチを救いたい一心のミネルバに新たな奇跡の力が宿り、それはミネルバとソフィーの絆の力でもありました。
ルーファスとの愛情も然り、バートネット公爵家の家族愛も然り、色々な絆の力が深まった巻でした。
てか、ジャスティンお兄様がかっけーっ♡眼福♡
次巻はいよいよ帝国の闇を払います。
続きも楽しみです。
大きく
大きく話が動いた一冊でした。
ただのソフィーの元婚約者が他国や貴族に情報を売っていたり、その証拠を掴むためにヒーローとヒロインが協力したり、2人の婚約式があったり、ほかの貴族令嬢にソフィーが呼び出されて脅されたりなど読み応えがありました。ただの婚約破棄と思っていたら国が絡んでいたりして次巻が楽しみです。