あらすじ
自称魔法戦士の立場は、今日も最悪だった。三人の仲間メリッサ、ミレル、ジーニの冷たい視線が、容赦なくリウイに突き刺さる。原因は彼が連れてきた青年アーヴィンにあった。名門貴族シュレイダー家の二男であり、騎士への叙勲を間近に控えた彼は、メリッサを妻に迎えるべく、リウイに決闘を申し込んだのだった。だが、戦う理由のない彼は、直接青年をメリッサに会わせたのだ。すげなく申し込みを断るメリッサにリウイは、彼にも猶予を与えてやれと言う。「ご命令ならば、仕方がありません」メリッサは怒りのオーラを吹き出しながらも、アーヴィンの冒険への参加を承諾する。この判断が、自分の心を変化させることになるとは知りもしないで…。
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Posted by ブクログ
メリッサに愛を告白するオーファンの騎士見習いアーヴィン。アーヴィンの父親の領地に出没する魔物退治を引き受けるが…。「ふたたび、それは愛ゆえに」。
アイラの魔法装具の実験で少年に戻ったリウイ。アイラを魔術師ギルドを乗っ取った悪人と誤解し、ジェニの元に駆け込む。少年のままの記憶に影響を与える事を危惧したジェニは、メリッサたちに真相を言わぬままに冒険へ向かわせる。「時の指輪」。
王都近郊の農村に現れる亡霊退治。亡霊になった理由を解決して成仏させようと、メリッサに亡霊を乗り移らせ、好意を持っていた男性に告白するが…。「亡霊の告白」。