【感想・ネタバレ】地中の星―東京初の地下鉄走る―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

地下鉄を東京に走らせる。〈非常識〉な大事業を決意した早川徳次。経験も資金もゼロだったが、大隈重信、渋沢栄一を口説き、ついに上野―浅草間を開業する。日本初の自動改札機やATSを導入、日本橋三越本店直結の駅も作った。だが、ライバルが現れた。のちの「東急」の五島慶太である。地下鉄の路線をめぐる非情な戦いが始まった……。夢を追いかけた非凡な実業家の波乱の生涯を描く傑作。(解説・酒井順子)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 へぇーっ!ベルトコンベアは、日本で開発されたものだったんだ。地下鉄を1km造るのと、地上の鉄道を1km造るのでは、ずいぶんとコストがちがうんだ。
 ずいぶんと苦労しながら、主人公(早川徳次)は日本で初めての地下鉄を造った。ライバル敵意な存在である五島慶太のことを、これまでは、強盗慶太という呼び方そのもので理解していたが、この本を読んで、地上の鉄道を造りながら利益を上げて、地下鉄も手がけていった優秀な実業家だったんだとわかった。
 いい本でした。

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2024年10月08日

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