【感想・ネタバレ】スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版のレビュー

あらすじ

鷹央と小鳥遊。
二人の医師、運命の出会い。

新カバー×書き下ろし掌編収録の完全版!!

大学病院で外科医のキャリアを積んでいた小鳥遊優は、内科医への転科を決め、天医会総合病院の門を叩く。
そこで彼を待っていたのは、日本最高峰の頭脳を持つ天才医師・天久鷹央だった。
だが、傍若無人で患者との会話もままならない彼女に小鳥遊は困惑し……。
やがて起きる院内の殺人と、数々の謎。現役医師が描く医療ミステリー、出会いの物語。書き下ろし掌編「白い粉の秘密」収録。
出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。

<目次>
プロローグ
第一章 邂逅
第二章 最小の密室
第三章 夢幻の果て
第四章 死天使のナイフ
エピローグ
書き下ろし掌編 白い粉の秘密

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Posted by ブクログ

ネタバレ

天久鷹央シリーズ第四弾。

前作、前々作でちらっと出ていた「宇宙人」事件の話。
ということで、時は遡り、小鳥遊が鷹央に出会うところから話は始まる。

鷹央とその下についたばかりの小鳥遊の目の前で患者が飛び降り自殺、
さらに医師が患者に「宇宙人の命令」で殺され、
と普通に考えればそれだけでも病院は大スキャンダルにまみれているのに、
さらに宗教団体に突撃するふたり。
いや、正しくは突撃しているのは鷹央だけで、
小鳥遊は巻き込まれているだけだが。

宇宙人とのコンタクトは何らかの薬物による厳格だろうとは思っていたが、
糞生菌のキノコだったとは思わなかった。
さらには、放射線照射装置を凶器に使う医師がいたとは。
まあ、鷹央がアスペルガー症候群だと「自白」したのも意外だったが。
自覚があったのか。

一冊まるまる宇宙人事件の話ということもあって、
読みごたえがあった。

0
2024年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ4

シリーズ的には4番目だけど、小鳥遊が天医会総合病院に赴任してすぐの話。

宇宙人にさらわれたと主張する患者が問診後に自殺、宇宙人に命令されたと出張する男が医師を殺害するという奇妙な事件が相次いで起こる。
その要因としてあがってきたのは新興宗教団体。その団体は宇宙人とコンタクトができることを売りにしていた。

鷹央と小鳥遊、出会ってすぐの2人が新興宗教団体の謎、宇宙人に支配された人たちの謎を明らかにしていく話。

0
2024年06月17日

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