あらすじ
仕事で心が疲れ、今はゴミ屋敷に引きこもって暮らしている鎌倉。
“あの日”から止まったままだった彼の時間に入り込んできたのは、話したこともない隣人の男だった。
家の惨状から追い出されそうになった鎌倉をかばったかと思うと、自分の部屋に無理やり連れ帰って、あれやこれやと世話を焼いてくる上に、部屋の掃除まで買って出る始末。
冷たくあしらっても酷いことを言っても自分を見捨てようとしない男に戸惑いながらも、なぜか強く逆らうことができない。
「掃除が終わるまでここにいなよ」
おせっかい男とゴミ屋敷の住人の奇妙な運命が、始まる――…?
お人好しな隣人×トラウマを抱えた汚部屋の住人
鬼才の新人が描く、救済と再生のボーイズラブ。
◆収録内容◆
「ゴミ屋敷の鎌倉さん」1~6話
特典(おまけイラスト1P)
※「特典(おまけイラスト1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
あまりにもリアル。こんなBL見たことない。。
ドラマチックな展開やロマンチックな出逢い、壮絶な過去、胸キュンキュンセリフ、そういうマンガ的要素を感じさせずに、リアルにそこにある惹かれあう二人がいて……。この二人生きてる………?と錯覚するほどの、圧倒的な距離感や感情の描写力がすごい。世界観に飲み込まれます。
出逢いこそ奇特だった二人が、その後着実に距離を縮めていき、自分のトラウマをさらけ出すところ、新しい自分に変わっていくところ、そういったものがごく自然に丁寧に描かれていて、えっちまでたどり着くまでの過程が素晴らしい…!
誰もが誰かの影であり、光であるとわかる素敵な作品です!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
とにかく読んで欲しい
星7くらいつけたいです。
最初から最後まで、じんわりあたたかい心に寄り添ってくれる作品に出会えました。
何もかもどうでも良くなっていたゴミ屋敷に住む鎌倉さんと、おせっかいなご近所の荒井くん。
こんな、こんな出会い方があるんだ、と商業BL漫画を10年読み続けて久しぶりに思いました。
殆どおふざけ要素もエロ描写もなく、文字数も多くなくて、とにかくじっくりと静かに作品に浸れます。
こういう作品に出会うと、相手を好きになった理由とか過度な説明って必要ないんだな、むしろこれがリアルなんだと思い知らされますね。まるで映画を見ているような感覚でした。
ゴミが無くなるにつれて2人の距離が縮まっていって、遂に何もなくなったあの部屋での最後のシーン、本当に良かった…
言いたいこと伝えたいことがあったはずなのに、相手を前にしたら何も考えられず、ただお互いを求めるだけ。荒井くんの思っていた通り、2人が出会い恋に落ちるために今まで全ての悲しい出来事があったんだな。
ずっと部屋に閉じこもって怯えてた"ゴミ屋敷の鎌倉さん"が荒井くんと笑い合って抱き合っていて、本当に泣いてしまいそうでした。良かったね…本当に…。
新人作家先生ということで期待が止まらない…あるくジョー先生、次回作も本当に楽しみにしております…!本当に面白かったです。ありがとうございました。
匿名
ゴミ屋敷の鎌倉さんの話。タイトル回収(笑)
仕事で心が疲れて引きこもったというか、何もしたくなくてゴミ屋敷になったというか
でも下の階の隣人と触れ合って掃除する気にもなって...
で、どっちもゲイなのかな?と思わせたところで試し読み終了。
続きが気になります。
なかなかセンシティブなお話
同じアパートに住む住人同士。どちらも引きこもりにトラウマを持つ。
過去に職場でパワハラを受け、部屋をゴミ屋敷のようにしてしまった鎌倉さん。大家さんにバレたが、階下の住人が一緒に片付けてくれると言う。その住人、アライくんと部屋を片付けながら様々な話をする中で、お互いに好意を持つようになっていく。
心に傷を持った人達の救済の物語。
匿名
運命の出会い…素敵!^^
以前よりあるくジョー先生をpixivで追っていました(支部では違う名前ですが)。この方の繊細な絵柄が大好きです。特に身体の線というか骨格?頭身?のバランスが美しいです。スラッと長身で線が細く美しいのに女々しくない受けと、ガッチリしているのにゴツくはなく素晴らしい頭身の完璧なイケメン体型の攻めは、見ていて溜め息が出るほど魅力的です。
また、先生の描く目が点々になるデフォルメ顔の可愛さは天才のそれです。
お話は、ボーイ・ミーツ・ボーイな一見よくあるストーリーかと思いきや、意外と奥が深く考えさせられる内容でした。辛い出来事により挫折し生きる事を投げ出しかけた受けを救ったのは、かつて弟の挫折に憤慨し叱咤し傷付けたことを後悔している攻め。この二人の出会いがお互いの人生に、許しと一歩踏み出す勇気を与える、そんなお話でした。
この2人、とにかく相性バッチリです。いつもグイグイ行くのに肝心なところで尻込みしてしまう攻めと、いつも遠慮がちなのにいざという時には行動できる受け。凹凸が見事にハマってる感じが、見ていて幸福度高いです。
全人類にオススメです〜!
匿名
面白かった
鎌倉さんの雰囲気が儚い印象でとても美しい人だなと思った。荒井くんは元気な青年に見えるが複雑な過去を持っていて2人でお互いを支えてる感じがしてよかった。
社会で辛い思いをした鎌倉さんと過去に兄弟と問題があり後悔をしている荒井くんの物語。最初、荒井くんがあまりにいい人で、一方的に救い上げてくれるだけではなく、実は彼にも抱えるものがって、お互いが少しずつ心を癒していくところがとても良かったです。とにかく2人とも可愛かった!素敵なお話でした。
匿名
2人ともかわいい!
あまり読んだことのないテイストのものでしたが、2人のお互いへの反応がいちいち可愛い!お互いの抱えている過去の出来事にも区切りがついて、これからは2人仲良く過ごして欲しいです!
Posted by ブクログ
お人好しな隣人×トラウマを抱えた引きこもり
仕事で心を病んでしまった主人公鎌倉は、ごみ屋敷に引きこもり生活を送っていた。
ある日外から窓ガラスを割られ、空いた穴から新しい風が舞い込むように隣人が鎌倉の生活に入っていく。
初めのころの表情から空気感すべてに緊張が走っていて、明日にはいなくなってしまいそうな鎌倉さんの心を引き留めてくれてよかった。
ポカンとした表情から色気のある表情まで書き分けが上手で読んでいて楽しかった
救済と再生の物語
匿名
鎌倉さんに引き込まれる
エッチ度★
そういったシーンが少なめなので初心者の方も読みやすそう、?
お話としてはクソ上司のせいで引きこもりになっちゃった主人公の鎌倉さんが、ひょんなことがきっかけで下の階の人と一緒に部屋を掃除しながら自分を取り戻してく的な感じです。
最初は相手に出会えて鎌倉さんよかったね〜ぐらいで読んでましたが、2人がお互いにとっての光だったんだなぁ、出会うべくして出会ったんだなぁと思える素敵なお話でした。
あと絵がどちゃくそに綺麗だし、鎌倉さん美人すぎる。ぜひ読んで欲しいです(^ ^)
癒される
絵が好きすぎる 鎌倉さんが美青年なところが
ツボりました こんなお人好しでやさしい隣人が
いるのかい? 荒井くんは一目惚れだったんだろな もっと深いとこもみたかった
あの会社の先輩もいいひとだった
なんかもっとみたかった
匿名
いまっぽい
今の世の中の人でも起こりうる感じの作品でした。
不安に押しつぶされて結局家から出れずそのままゴミだけ溜まって行っちゃう感じが、
けど、荒井くんのおかげで鎌倉さんが自分から一歩踏み出せてよかった!
ちゃんとえっちの場面もありました!
お話自体は、すごくリアリティがあります。出てくる人達の心情、例えばアパート管理人さんの思ってそうな事とかが現実離れしてなくて、まるでゴミ屋敷に住んでた?ってくらいリアル。その他の人もありそうなことばかりで、スっと入ってきました。あ!ハピエンです。
モヤモヤしない
一部BL漫画特有のモヤモヤ感がありません。良い表現をする作家さんだなと思いました。
半ばディルドが強引に恋の後押しをしてくれた感じもしましたが、表現にあまりノイズを感じなかったので良いと思いました。
キャラクターの表現がじんわり変わるのが好きです。特に髪の毛にも表情があっていいですね。
匿名
いくら近所とは言え、名前も知らないのに、荒井くん優しすぎる!
ボールで窓割られたのに通報しなかったの?大家さんにも話そうよ、、
上司はヤバいし、病むのわかる。
胸がぎゅうっとなりました。
しんどいことが続いて耐えきれなくなる辛さや、立ち直ろうと努力するところ、味方になってくれる誰かに出会えること。
じんわりほっこりなストーリーです。
匿名
優しい話
仕事や上司によって心が疲れてしまった受けが、攻めの優しさで解されていくお話。
攻めが終始優しくて不安だったのですが、彼は彼なりの贖罪の気持ちがあり逆に安心しました。
受けの可愛らしい人柄も魅力的でした。
いい意味であまり波はないので心穏やかに読める作品です。
Posted by ブクログ
作品のトーン?が暗くて日常的なシーンでもなんかシリアス展開始まるんかっていう…上司よりも大家さんが異常に怖かった〜笑
ちょっとフラッシュバック?が受けなのか攻めなのかよく分からないところもあり…攻めの弟の話も急な?!というテンポでした。でも攻めがゴミ屋敷住民の受けを救ってあげて…ハピエンで良かったです
重いお話なはずだけど、サクッと家も片付け、2人の時間や1人でお留守番してる鎌倉さんの状況とかあまりなかったからなのか感情移入出来ずでサラッと読み終えた感です。
鎌倉さんがだんだんキレイになっていく感じは好き。アライくんが頼れる、甘やかしてくれる感がキュンです。
買いに走ったアライくんは◯貞ぽくってかわいかった。
Posted by ブクログ
パワハラ上司に心が折れ、以来ゴミ屋敷と化したアパートに引きこもり続ける鎌倉。ある日、野球のボールが窓を破り部屋に飛び込んできたことで、階下に住む荒井とアパート大家に部屋の惨状がばれてしまう。
怒った大家に部屋を追い出されそうになる鎌倉だが、荒井は大家を説得し、鎌倉を無理矢理自分の部屋に住まわせ、汚部屋の掃除も買って出る。
お人好しすぎる荒井に最初は戸惑う鎌倉だったが、荒井の優しさに次第に心を開き、心の傷も癒えていく。一方で、荒井の方も鎌倉を助けることで、過去自分がしてしまった「ある事」への後悔·罪悪感から救われていたのだった。
結局、人を傷付けるのも人間なら、それを救えるのも人間なんだあ、と静かにジーンとくる作品。
絵がきれい。顔はシンプルな感じだけどちゃんと感情が読み取れる。エロは少なめ。ストーリー重視の方に良いかも。
個人的に好きなところ
·荒井の表情や言葉から「これはもしや自分の事が好きなのでは?」とちゃんと察せられる鎌倉さん。たまに不自然過ぎる程相手の気持ちに気づかないパターンあるけど、鎌倉さんはちゃんと大丈夫だった!
·スイッチ入った荒井が「(ゴム)持ってる?」と鎌倉に聞かれ、すぐさまコンビニに走りゴムのみ単品購入し、また走って帰るのが可愛い
·トンカツ屋のTシャツ