【感想・ネタバレ】IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」のレビュー

あらすじ

※本書は2009年に発行された書籍の電子版になります。


【楽な勉強法はありません。楽しい勉強法ならあります。】
本書は、これからIT業界に入る人、またはIT業界に入ったばかりで、これから成長していきたいと考えている人向けの学習方法をご紹介!IT業界は変化が激しく、短期で成果を出すことよりも、長期間、学習し続ける仕組みを作ることが大切です。現在IT業界にいて、勉強することを積極的に楽しんでいる、約200人の先輩方の声から見えてきたのが「楽しく、継続できる」を実現する、つまみぐい勉強法である。個人の勉強法や、勉強会、時間管理、モチベーションの維持方法まで、IT業界を楽しく、そして力強く生きていくためのプラクティスを紹介します。


■こんな方におすすめ
・IT業界を目指している学生
・新人~経験数年のエンジニア
・楽しく継続できる勉強法を探している方


■目次
第1章 つまみぐい勉強法とは何か?
つまみぐい勉強法とは何か?
つまみぐい勉強法・三つの価値
口に合わなければやめてもいい
勉強がうまくいかなくても悩む必要はない
終着点は自分で決めよう
本章のまとめ
第2章 守りの勉強法
新しい仕事が与えられた瞬間が勉強のスタート
調べ方を学ぼう
質問の仕方を工夫しよう
情報の質について考えてみよう
フランス料理はソースを舐めてレシピを覚える
つまみぐい仕事で引き出しを増やしていこう
本章のまとめ
第3章 攻めの勉強法
勉強時間を作ろう
ほかの人はどのように時間を使っているのか?
本は最強の時短勉強メディア
ソースコードから学ぼう
ブログや記事を書いていこう
翻訳をして学ぼう
本章のまとめ
第4章 勉強法座談会
個人の勉強から「勉強会」へ
IT技術者の勉強法座談会
第5章 勉強会に行こう
勉強会10のメリット
勉強会の探し方
輪を広げるためのコツ
勉強会の落とし穴
プチプチ時間管理術
小さな勉強会を開催してみよう
勉強会参加=離陸
本章のまとめ
第6章 勉強を思考タイプ別に攻略!
あなたはどの思考タイプ?
「分析大好き」大久保タイプ
「実践大事」山県タイプ
「社交はまかせろ」西郷タイプ
「奇抜にいこうぜ」龍馬タイプ
思考タイプは一つだけに当てはまるわけではない
第7章 家庭を持っている人の勉強の仕方
家庭を持っている人の勉強時間の作り方
普段から配慮していること
勉強会に関して、気をつけていること
懇親会への参加は?
奥さん・旦那さんにここだけは理解してほしい!


■著者プロフィール
奥 乃美(おく・えみ):IT 系企業に勤めて仕事にアップアップの日々に、藁をも掴む気持ちで始めたGTDに味をしめ、その後突っ走って過ぎること早数年。研鑽内容についてはブログのworks4Life(http://works4life.jp)にて展開中。GTD勉強会も開催中。
渋川よしき(しぶかわ・よしき):社内SE。ソフトウェアを中心に、ライフハック、インラインスケートなど、さまざまなコミュニティの運営に関わってきた。現在メインのコミュニティは日本XP ユーザグループと、とちぎRuby、Python温泉(系)、Sphinxユーザグループ。趣味は技術文書の翻訳とLT。ブログはhttp://blog.shibu.jp。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

先日の技術広場.netで、紹介していただいた本。普通の勉強法の本とは毛色が違っていて面白かった。

以下、引用

「つまみぐい勉強法」は、次の3つの価値から構成されています。
・えいやで、すぐ始める
・ほかの勉強へすばやくスイッチする
・対象は変わっても、勉強自体は続ける

小さいゴールに全力投球し続けるのではなく、自分が楽しそうだな、と思うものを「つまみぐい」することで、高いモチベーションを維持します。いつの間にか自分の技術の引き出しがどんどん増え、日々の仕事もすこしずつラクになり、いつの間にかに自分の目標も見える、そんな勉強法です。

以上、引用終了

前書きからの引用に書いてあるとおり、これがこの本のエッセンス。

技術変遷が頻繁にあり、主流どころがころころ変わっていくIT業界での勉強法に良くマッチしていると思う。いたずらに目標設定や、主流技術のマーケティングに時間を費やすのではなく、まずは自分がちょっとでも気になったところからミニマムに始めて行く、この感覚は非常に大事にしたい。

自分の悪い癖で「あれは知っておいたほうがいいなぁ」と思ったことでも、それを思っているだけでほっぽらかしにしたり、それを学ぶことの手間とリターンを天秤にかけて逡巡したりして、時は流れ、結局なにもしていない・・・なんてことが良くある。

まずは、気軽に構えて乗り込んでみる。そう思い直せた良書。

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2011年02月11日

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