【感想・ネタバレ】アルテミスの涙のレビュー

あらすじ

全てのまばたきが、伏線。

『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか? 病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが――
社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。

※この作品は単行本版『アルテミスの涙』として配信されていた作品の文庫本版です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

中盤までは予想した通りにストーリーが展開されました。もうこれ以上悲しいストーリーにはならないで欲しいと願いながら読みました。
しかし、その考えも終盤にひっくり返されます。これは読む価値ありです。扱っている内容は、賛否両論あると思いますが、自分がこの医師だったらどう動くのかも含めて考えさせられる一冊でした。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説の導入部分から性犯罪を匂わす描写があったが、
それは読者をミスリードに導くものであったことが
結末が分かってから再度読むとそれが分かる。
本当の愛の形かもしれないが、生まれた子供の立場になってみたら「親のエゴ」と思われるかもしれないと考えされられた。

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2024年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

202311/部外者にあっさり話したり、文字盤に気づくの遅いとか、ツッコミ所もあるけど、勢いとうまさで読ませる。やはり下村敦史は面白いし毎回意欲を感じる。愛華の判断等は、現実には女性のほうが共感しにくいような気がする。

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2023年12月23日

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