【感想・ネタバレ】女子をこじらせてのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私はゴリゴリの男ですが、職場に喪女が多く、こじらせ女子には比較的免疫がある方だと思います。しかし男の大半は、「女性性を誉められることで嫌な気分になる女」がいるなんて夢にも思っていません。こういった本が世に出るのは非常に良いことだと思います。(ちなみにうちの嫁もかなりこじらせてます。結婚式にかなり抵抗されました。)

著者のように、物心がつく前に「男の視線」を内面化させ、自分の女性性を容認できないことは非常に不幸だと思います。ただ、私の知っている喪女たちと比較して、違和感を抱いた点がひとつ。

『著者がこじらせたのは「女子」なのか?』
突発的な行動、思考停止、めんどくさがり、露悪的、自分にしか興味がもてない、他人の不幸で元気になる・・・この著者は自分の女性性を容認できたとしても何かしら日常生活をこじらせる気がします。「自虐でも謙遜でもなく言いますが、私の人間性は最低です。」とカミングアウトするあたり、相当ひどい人間なのでしょう。「女子」は自分の性格をこじらせてしまった結果のひとつではないでしょうか。

こじらせ女子がどの世代に多く、どういった環境で育つのか、著者の今後の活動に期待します。著者や久保ミツロウや私の知り合いのこじらせ女子が、例外なくみんな家族と仲が良い(良すぎる!)点に何かしらの原因があるような気がしますが…。

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2013年06月15日

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