あらすじ
著者の映画作品『プリズン・サークル』は、日本で1か所だけ、刑務所の中で行われているTC(回復共同体)という対話による更生プログラムを、20代の受刑者4人を中心に2年間記録したドキュメンタリー。本書はこの映画を手がかりに、著者と10代の若者たちがサークル(円座になって自らを語りあう)を行った記録。映画に登場する元受刑者の2人や、犯罪被害の当事者をゲストに迎え「被害と加害のあいだ」をテーマに語りあう。
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Posted by ブクログ
久しぶりのあいだシリーズ。『プリズン・サークル』、私も見てみたいなぁ。この本も10代の若者4人と話し合う感じ。プリズン・サークルに出た元受刑者2人と西鉄バスジャック事件の被害者がそれぞれゲストとして来てくれる。ほんとこういうのに参加する10代って素晴らしいよな。どうやって見つけてくるんだ。よく自分の言葉で話せるなぁ。やっぱここに学力の差というか、本人達も言ってるけど恵まれた環境で育っているということなんだろうなぁ。前の国語力の話を思い出す。ちゃんと言葉で話せること。暴力が当たり前にならないこと。TC(回復共同体)を刑務所でするところがあるのも初めて知ったし、サンクチュアリ、感情の筋肉を鍛えること、感識も知らなかった。ほんとこういう効果のある取り組みがいろんなところでできるといいんだけど。