【感想・ネタバレ】「心が凹んだとき」に読む本のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

心が凹んだ状態というのは、ゴムボールが凹んでいるような状態でうまく弾まないし、思うように転がらないし、そのまま無理して走らせればバーストする。外から叩いたり引っ張ったり圧力をかけても直らない。方法はひとつ、内側から空気を膨らましてあげないといけない。自分自身のことを大切にして心を労わってあげること。そうすれば、自然にまあるく膨らんで、上手に転がり始める。

凹みやすいひとは決して他の人より心が弱いわけでも、何かが欠けているわけでもない。人の気持ちを敏感に汲み取ることができて、いつもまわりに気をつかう。真面目で、責任感も強くて、何にでも一生懸命に取り組む人こそ、凹みやすい。

まず、他人にかけるような愛語(褒め言葉)を自分にかけてあげる。「すごいね」「素敵だね」「それでいいよ」「大丈夫だよ」「よくやったね」

自分のダメなラベルを、魅力的なラベルに貼り替える。
放置自転車のように自分のことを粗末にしない。
「自分の心に感情のゴミ屑を残さない」「自分のことを悪く言わない」「自分のことをちゃんと守ってあげる」

戦闘態勢の相手には、「なるほど、そちらの言うことにも一理あるようですね」と一歩譲って否定しない。
器が大きい人は、被害者になるのをやめて、先に謝って終わらせる。

帰路に悩んだら、損得で選択するのではなく、自分が、好きな道、楽しめる道を選ぶこと。

それでも凹んでしまった時、まずは、自分の身体を優しくさすって「よく頑張ったね」「よく我慢したね」と撫でてあげる。そしてゆっくり深呼吸する。好きなものや素敵なものを見る。柔らかいものに触れる。誰かに優しく触れてもらう。いい香りやいい味を楽しむ。大好きな音楽を聴く。身体を動かす。そして「ああ、ありがたいなぁ。ああ、幸せだなぁ」と口に出して言う。それが自分自身を労わるということ。

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2016年06月20日

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