【感想・ネタバレ】絵本の力のレビュー

あらすじ

絵本を子どもだけのための書物としてではなく,大人にも深い影響をあたえうる,絵と文字による新しいメディアとしてとらえた,臨床心理学者,研究者,作家による講演と徹底討論.絵本入門としても読め,絵本がどのように現代の人間の生き方に深く関わっているかを考える楽しい本.図版多数.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

絵本が大好きな気持ちがあふれる。
大切に、大切に読み進めたい一冊。

河合隼雄さん
「すべての人が自分の心の中に秘密の花園をもっている。その花園の中に何を植え、何を育てるのかというのは、その人の人生の大切な課題」
「これだというものをもっている子は、ものがなくても悠々としている。」

松居直さん
耳から聞いた言葉の世界と目で見た言葉の世界が子どもの中で一つになります。そこに絵本ができる。」
「絵本の中に印刷されている挿絵は静止画ですが、子どもの中に見えている絵本の絵は、生き生きと動いている。」
『自分で絵本の物語の世界をつくる体験をする。そういう体験が実は絵本の本質に触れることです。』

絵本体験
子どもが自分の中に物語の世界をつくる。絵本はその手がかりであって、子どもが自分でつくる世界が本当の絵本であり、絵本体験。
いきいきと動いている。

『絵本という空間は、人間の生活の余白みたいなもの』

柳田邦男さん
「ほんとうに魂をゆさぶられるような時間と空間を得られる媒体なんだろうかというと、最高のものは絵本かもしれない。」
「絵本もまたいのちと響き合う表現手段」
「絵本は言語を越えた、あるいは国境を越えた、音楽に近いようなコミュニケーション手段」

ー 日本の絵本作り ー
12世紀から。
絵で物語を表現するというのは、
「鳥獣戯画」

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2022年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絵本に情熱を持った3名が、絵本の魅力について語る。特に松井直氏の経歴と話した内容は興味深かった。「絵本は大人が子どもに読み聞かせるもの」と氏が言っていた通り、自分も試しに絵だけを見て読み聞かせをしてもらったら、確かに読書体験がが変わって驚いた。
子どもが絵本の物語に没入できるよう言葉・絵など様々に趣向を凝らしているという。そういった趣向にも気づけるようになりたいと思った。

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2025年09月10日

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