【感想・ネタバレ】呪いを解く者のレビュー

あらすじ

〈原野(ワイルズ)〉と呼ばれる沼の森を抱える国ラディスでは、〈小さな仲間〉という生き物がもたらす呪いが人々に大きな影響を与えていた。15歳の少年ケレンは、呪いの糸をほどいて取り除くほどき屋だ。ケレンの相棒は同じく15歳のネトル。彼女はまま母に呪いをかけられ鳥にかえられていたが、ケレンに助けられて以来彼を手伝っている。二人は呪いに悩む人々の依頼を解決し、さまざまな謎を解き明かしながら、原野に分け入り旅をするが……。英国SF協会賞YA部門受賞。『嘘の木』の著者が唯一無二の世界を描く傑作ファンタジイ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人を呪う
それほどまでの恨み辛み、そして悲しみ
呪縛を解き放つための赦しもまた、人の心で
幾重にも積み重なった重いテーマを、小さき二人に背負わせる
指先のかじかみ、節々の痛み、飢え
彼らの痛みは痛烈で今作はまた一段と凄まじい超弩級のダーク加減
最終的には解いた糸が繋がりを持ち始める
これまでにない没入感
なんという作品だ

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2024年01月10日

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