あらすじ
報われない夫への愛をすべて捨てて去りますーー
ガゼル王国の王子・ブラッドフォードと結婚したラチェリア。幼い頃から王子を愛していたラチェリアだが、この結婚は決して幸福なものではなかった。王子の心は、行方不明の元恋人・アラモアナに向けられていたのだ。愛のない結婚に、恵まれない子宝……。ラチェリアが思い悩む中、消息不明となっていたアラモアナが見つかった。しかも、ブラッドフォードとの間にできた子どもと共に――。居場所を失ったラチェリアは、離婚し、異国の地へ身を隠すことを決意。第二の人生を歩み始めたラチェリアを待っていたのは――。
感情タグBEST3
ずっと読んでみたかった作品です
切なくて考えさせられる物語りです
いくら大好きな人でも振り向いてもらえないのに結婚する事を選んだラチェリアが痛々しい。
なぜアラモアナを選んだの?どこに魅力があったの?と読んでいて思いました。(ラチェリアの味方なので)
後半のブラットフォードの告白のシーンを読むと決しておバカ王子ではないと思うけど、作者の後書きを読むと成る程なぁと考えさせられましたね。ダメ人間製造機。中々に厳しい表現ですね。
中盤まではブラッドフォードの元は帰る事を望んでましたが、このままオリバァーの元で幸せになって欲しい。
作者は不遇なヒロインが幸せになるシンデレラストーリーがお好きとの事ですので続巻を読むのが楽しみです❗️
報われないとわかっていても好きな相手と結婚してしまうヒロイン。失ってから後悔する王太子。
不遇な日々との別れを思い切ったヒロインにそして王太子を罵倒したお父さんに拍手。
王妃とあの令嬢の関係、そして子供は本当に王太子の子供なのか。
次巻がとっても気になります。
読み進めるのを躊躇するレベルで前半ずっと辛い…。いわゆるダメンズ製造機のラチェリアにも原因が無きにしも非ずだけど、圧倒的にヘタレ王太子が悪いので、自分が幸せな第2の人生を歩むことで盛大にざまぁしてほしいですね。
突然
最初から当て馬ブラッドフォードがクズなら傷心のラチェリアとヒーローのオリヴァーとの新しい恋を楽しく読めたと思います。が。本当に突然ブラッドがキャラ変更をさせられアホなクズになります。本当に突然。読み返してみたら恋敵のアラモアナと出会う最初の下りに出会いは突然やってきたって描いててめっちゃ笑った。デスヨネー。やっぱり突然変えてる自覚はあったんですねw虐待児で主人公に依存しきって世間知らずとは言え途中からはきちんと勉強させて貰ってる優しい良い子が突然アホな視野狭窄になるってさすがに凄く不自然でしたよ。ヒーロー、当て馬(突然バカになりしかも都合よく不妊症)、恋敵、ヒーローの前妻(都合よく肺炎で死亡)、ヒーローの息子、当て馬の身内(腹違い兄弟は都合良く殺されすぎ)とほぼ全ての登場人物が主人公とヒーローが障害なくくっつくために都合よく動きます。私には全てが主人公に都合が良すぎるため切なくも感じられませんでした。3巻まとめ買いしなくて良かった。