あらすじ
欧米や韓国に比べて導入が「遅れている」とされている「デジタル教科書」。だが、日本では教育のIT/ICT化はこれまでも繰り返し行われてきたはずである。その結果を検証することなしに、新規のIT機器を導入するのみでは、「デジタル教科書」はうまくいかないのではないだろうか?
本書は『電子書籍革命の真実』(エンターブレイン社)の著者・西田宗千佳氏が「デジタル教科書」の関係者へのインタビューを通じて、教育現場における「IT/ICT化」の現状と問題点を明らかにした、日本の教育の今後を考えるための基本書。
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Posted by ブクログ
教科書のデジタル化の課題をいくつか指摘している。
大事なのは教科書のデジタル化ではなく,情報を機械で扱いことの意味と効果なのだろう。
例えば,教育の機会均等にデジタル化がどう役立つかという視点など,なにかもう少し絞って検討してもらえると嬉しい。
その積み重ねが,そろばんや電卓と同じように,教育の道具としての位置づけが安定化するのだろう。
Posted by ブクログ
メモ
・iPadを導入した高校の実践例。理科の実験や通常の授業での使用。
プレゼンに活用しているのがイイと思った。
・タブレット端末はグループ学習向け、個人学習向きなのはパソコン。
・紙がいいと思えるなら無理して導入する必要はない。
ただ、どの科目も教科書だけでは演習量・データ量が足りなさ過ぎる。
印象に残ったのは
「学校で教えている内容や方法が既に時代遅れ。」
確かにねぇ。
「覚えて問題を解く」ことばっかりやってたら、そりゃ社会に出てから困るわなぁ。世界基準から外れるわなぁ。と思う。
せっかくみんな携帯電話持ってんだから、何か授業・家庭学習に使えないかねぇ。と思案中。