あらすじ
本を売ることがこんなにも劇的でスリリングだなんて、知らなかった!(米澤穂信)/手から手へ。小出さんに売ってもらった本は、いまも最高に幸せな旅を続けてると思う。(桜木紫乃)/日本最大級の書店、紀伊國屋書店新宿本店。25年間文芸書売り場に立ち続けた名物書店員の、ベストセラー回顧録。書いた人と売った人、そして読んだあなたの物語。
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タイトル通り、本を売った時のエピソード集。
その時々の流行や、書店員さん達の推しによって世の中に知らしめられる本たち。
膨大な本を全て読むことはできない。だからこそ、興味をそそるような呼びかけをしてくれるのは本当にありがたい。書店員さん本当にありがとう。
本との偶然(必然、もしくは甘い罠)の出会いを、これからも楽しみたい。
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書かれているほとんどの本で、
その当時の状況が思い浮かんで、勝手にわかるわかると思いながら読んだ。
読んでいない村上春樹1Q84やハリーポッターも社会現象になったことが思い出された。
その裏で書店員さんたちの苦労があったのだなぁと。
私も、本屋さんに、そして平台に吸い寄せられる一人なので、色々な策略にまんまとハマっていると思う。
昔大型書店でバイトをしていたことがある。
当時は何をするにもルールが厳しかった時だったと思う。あまりにも自由が利かなくて、わりとすぐに辞めてしまったけど、もし今働いたら、もう少し楽しく働けるのかなぁ。。。
色々なエピソードが聞けて楽しい読書だった。
表紙も可愛くて好き。
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「本を紹介する本」の中で、一番楽しく読めた。本屋好きにはたまらない裏話がもりだくさん。大型書店ならではの組織構成、横のつながり、お困り客とのやりとり、推し本を売る売り場の獲得などなど、面白過ぎて一気に読めた。プロ顔負けのイラストもすべて作者さんが描かれてるとのことで、推し本の中身も伝わりやすく、読んでみたいリストに沢山の本をエントリーできた。
Posted by ブクログ
25年間大型の本屋さんで書店員さんをしていた作者さんのエッセイをまとめた本です。
1つのエピソードごとに1つ本が紹介されていて、次に読みたい本のストックがたくさん貯まってしまいました(嬉しい)。
これは…!という本を売るためにフェアで工夫をしてみたり、サイン会(あの大統領も!)での思い出や思いがけなく売れた本など、書店員さんならではのエピソードが沢山で書店員に憧れる私得な本でした。
私がいつも呑気に立ち寄る本屋さんに勤めている書店員さんは沢山努力して下さって、そして大変な思いをしてお店をつくっているんだなぁとありがたい気持ちと尊敬の気持ちが更に強くなりました。
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すごく面白かった。
パラパラと順不同でよんでから、次は順番通りに読み直し。
こんなふうに本屋さんで働けたらたのしそうだなぁ
印象的なことを集めてるから、地味だったり、大変だったりなこともたくさんあるのだろうけど。
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私が憧れる書店員のお話。時代も様々な環境もあるけれど、あの熱狂の中の現場にいた小出さんの生の声がまとまって読めて良かった。私では思いつかない発想や表現するための技術がたくさん。羨ましい気持ちはある。けれど表舞台でやり切るパワーは私にはない。そんな人たちをソッと支えながら、側で見ることが出来たらと思った。読書や書店に向く力を貰った。
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表題のとおり、元書店員である著者が本を売ったときの出来事を綴ったお話。
当時の様子を目の前で話してくれている様で読みやすかった。
紹介されている本は知らないものも多かったけど、普段手に取らないジャンルだからこその発見がありどれも興味深かった。
羨ましいー!と思ったのは、書店をまわりでサイン本を書いてもらう際に著者から直接創作のこぼれ話を聞けること。これは著者でも版元の人でもない第三者として、本を売る書店員さんならではの特権だなあと思った。
制作秘話や裏話がだいすきなので、あとがきがある本はそれだけでテンションが上がるくらい嬉しい。
本を届けるために、日々尽力されている本屋さんに感謝したくなる一冊。
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本屋の店員が本を売るために奔走した経験がかかれています。
在庫の確保に奔走したり、フェアを打ち出したり。本を売るという仕事に向き合ってきた方の苦労が分かりました。私もいくつか読んだことのない本が取り上げられていましたが、本の内容が分からなくても、なぜ売れると思ったのか、売るためにどうやって並べるのかなど、本の内容とは関係なくマーケティングや小売業の大変さの観点から楽しんで読むことが出来ました。
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こういう本を読むと読みたい本が増える。メインで紹介されている本は33冊。うち、私が読んでるのは13冊と半数以下。どんどん読みたい本が増えるわ~
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書店員の本への愛情や苦労と喜びに溢れており、大変面白く読めました。売れる本の予測と重版のタイミング、在庫、メディア露出でのヒット、売りたい本の販促など、今まで知らない世界を知れました。
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サクッと読める元書店員のエッセイ。
本を1冊紹介するごとに、その本を売った時のエピソードが語られる。
ハリーポッター人気の頃、私も手に入れようと最寄りの書店に行ったのだが、在庫もないし入荷も未定なんですよと断られて残念だった記憶がある。
その時に、限られた在庫を取り合いしている状態で、大型店に残ってるどうかだと思いますよ。と助言され、大型店に電話してみると2、3冊あるというので1冊取り置きしてもらって無事購入。
この本で紹介されるものは、賞を取った本だったり、著者が今じゃ売れっ子の本だったりが多いので、何冊かは既に読んだことがあるし、何冊かは存在は知ってるし、あとの数冊は本の表紙が凝っているだとか、“ほんのまくら“というその本の最初の1行だけを見せて売る企画で最も売れた本であるとか、それもそれで面白そうだった。
都会の書店ならではの売れ方や忙しさで、大変そうであり楽しそうであり、人気書籍は1日持たず完売など、やり甲斐があるだろうなと羨ましく思った。
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タイトルで読むの決定。半分仕事、半分趣味で読んだけど、読んだ本は「私も読んだー!」とひとり盛り上がり、読んでない本は「へえ…今度読もうか…」となってしまう。本屋さんの裏話も面白かったし、著者のイラストも好みでよかった。
余談:私も読むの遅いので、そこに共感してしまいました…。
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書店員が綴る回顧録。書店員側の視点から見る世界のワクワクさ、そして読みたくなる本の数々、読みたいリストが溜まっていく!本のまくらフェア楽しそう〜行きたい!そして分からんのは面白いの始まりって良い!その気持ちでよく分からん本も前向きに読めそう
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書店員さんによる本にまつわるストーリー。自分の知らない世界で興味深く読めた。気になってたけど今まで読んでなかった本があくつか紹介されており、これを機に読んでみよう。
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読んでみたいと思う本がいくつか紹介されていて、ひとつひとつが雑誌のコラムのような長さで読みやすかった。
小出さんのイラストも、昔のりぼん(漫画雑誌)のようで可愛かった
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読み終わって、いろんなメーカの背表紙が並んでいる表紙にぐっとくる。そんな、当時の思い出話と書評がリンクした一冊。
大型書店ならではの悲喜こもごもも語られていて、是非違う本違う出来事も読んでみたくなった。
失礼ながら、ひと昔前風の1コマ漫画も大変良い。
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先日の本屋B&Bでの刊行記念イベントにも参加して本当に楽しかったです!「新刊台の前でムーンウォーク」自分も身に覚えがあることから、大ブームが起きた本の当時のことを思い出したり、すごく面白いのでおすすめです!
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書店員として働く日々の中で、印象に残っている本とその販売エピソードが盛りだくさん。
「ハリーポッターと賢者の石」や「1Q84」など、当時の世間の盛り上がりを子どもながらに見て知っていたから、書店側の奮闘記はとても面白かった。
今も本屋大賞の候補作発表直前の時期、書店員の皆様はお祭りの計画を粛々とされているんだろうなあ…と、一読者として応援したい気持ちでいっぱいです。
大いに盛り上げていただきたい!!
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出不精の私が唯一嬉々として出掛ける場所が書店なのですが、全力でこの本推してます!というのがわかる熱い棚の本は思わず手に取ってしまいます。
大きな書店はどーんと積めるのが醍醐味ですよね。
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すてきな一冊でした。書店員を長く勤めていた著者さんが、話題になった本や思い出がある本の、発売になった当時を語るお話です。自分でも知っている有名な作品が、当時、どういう売れ方をしたのか、書店員さんは何を思っていたのか、が面白く書かれています。読んだことのない本もたくさんあったので、どこかの機会で読んでみたいです。
Posted by ブクログ
また、読みたい本が増えました。
書店で本の並び方とかPOPとか書店員さんの動きとか今までとは違う見かた 見え方しそうです。
ハリー・ポッターと賢者の石が話題に出た当時、私は “ふーん” “へー”と本の前を通り過ぎていたけれど、あまりに周りのフィーバー振りに手に取ってしまいました。きっと私が手に取った時も書店では色々な物語があったんだろうなぁ。そしてハマりました。
Posted by ブクログ
25年のベテラン書店員さんが本屋の裏側を語ってくれるという本好き、本屋好きにはたまらない作品。大好きな作品がどんな風に売られたかが知れたり、売れたと聞くと読んでみたいなという新しい出逢いに繋がったり。「本屋大賞ができるまで」みたいな作品もないのかな?読んでみたいなー
Posted by ブクログ
本屋の元店員による、様々な本を売ってきた中から、思い出に残るエピソードをまとめた一冊。
書店単独から、ある時から他の書店と連携したプロモーションなど、時代の変化を感じさせると同時に、業界の苦しさも感じられた。