【感想・ネタバレ】阿佐田哲也コレクション6 雀師流転のレビュー

あらすじ

これは、もうひとつの『麻雀放浪記』だ!

終戦間もない混乱の東京。16歳で雀ゴロとして生きる“私”は、一つ年上のボッチと出会う。一匹狼ながら人恋しい妙な感情に見舞われた“私”は、ボッチを相棒にするべく麻雀の“通し”を仕込むが、うまくいかない。やがて、ひとり地方へ流れていくが……(『雀師流転』)。 未完ながらも戦後の匂いを色濃く残す長編小説で、いわば“もうひとつの『麻雀放浪記』”といえる本作。 さらに著者が出会った様々なギャンブルの“職人”たちや、勝負の思い出を綴った文庫未収録エッセイ『麻雀師渡世』から精選した23編も併載。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

阿佐田哲也コレクションも、もう6まで来ましたか・・・。ちゃんと買ってるあたり、自分も意外に几帳面だ。
しかしまぁ、このへんになってくると、二度三度と焼き直しされたネタが多く、「あれ、これはあそこで読んだやつだぞ」と思うこともしばしば。
いやまぁ、それはしかたない。誰だってネタを練り直すことはするわけで、このシリーズは、いままであまり日の目を見なかった「練り直す前」のやつなんかを収録しているっていうことなんでしょうから。そう、このシリーズはマニアのためにあるわけなので、そういう「ダブり」も楽しまねばならん、のでしょう。
しかし、表題作が未完なのは残念。(ん、これはどこかで漫画化されてなかったかな・・・?)

0
2019年01月01日

「小説」ランキング