あらすじ
舞台は東京五輪の昭和39年、あの感動再び!
オリンピックを前に活気に溢れる昭和39年の東京。夕日町三丁目には、今日も人情味あふれる人々の暮らしがあった。前作で芥川賞の最終候補にもなった小説家の茶川龍之介は、もうすぐ妻ヒロミとの間に新しい命を授かることになっていたし、店をビルディングにしようと奮闘する鈴木則文の経営する鈴木オートも確実に仕事を広げていた。そんなある日、少年誌の「冒険少年ブック」に小説『銀河少年ミノル』を連載していた茶川の前に、強力なライバルが出現する。同じ雑誌で『ヴィールス』という小説を連載する緑沼。茶川の作品をおしのけ人気が出てきた緑沼の作品のため、『銀河少年ミノル』は打ち切りの危機に。一方、5年前に集団就職で鈴木オートに就職してきた六子もすっかり大人になり、近所の医院で知り合った菊池先生と銀座でデート。しかし、菊池には怪しい影が付きまとい、よからぬ噂も六子の耳に入ってきて人知れず悩んでいた。今回も涙と笑いがいっぱい、シリーズ初の3Dで公開する映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」のノベライズ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これが原作と思って間違って買ってしまったけど、実は映画をもとにノベライズされたものらしい。
親子の愛、昔ならではのご近所さんとの温かな繋がり。
話の途中、途中で、そういうものにじーんときて思わず涙が溢れた。愛に溢れて生きていきたいなと思った。
Posted by ブクログ
父親って悲しい
六ちゃんの幸せを思いながらも東北人らしい(?)不器用さから娘は「口減らしで・・・捨てられたんです」と思い
ブンガクの活躍を願いながら涙をこらえて勘当にした父親
ビルヂングを作るまで(這い上がる)仲間として六ちゃんを実の娘のように思うスズキオートの社長
そして、本当の父親ではないけれど、間違いなく深い絆で結ばれている淳之介とブンガク
父親の悲哀をかみ締めています